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2018/08/12

【バレエ】世界バレエフェスティバル(2018)Aプログラム

 暑い暑い暑い暑い。世界バレフェスに行ってきました。夏バテで途中で眠くなってしまいました。こちらが公式サイトです。

 オープニングの「ディアナとアクテオン」は、小さくて可愛らしいバデネスと、長身で力強いカマルゴのペアは、神話らしい雰囲気がありました。ところでディアナとアクテオンってどんな話?あとでググってみると、ディアナはローマ神話に登場する狩猟と貞節と月の女神。ギリシャ神話ではアルテミスに相当します。アルテミスは水浴中に、猟師アクタイオーンが裸体を見たために怒り、アクタイオーンを鹿に変え、50頭の犬に襲わせて殺したそうです。しかしこのバレエは、そんな恐ろしい話は想像できないような、幸せそうな踊りです。ちなみに「ディアナとアクテオン」は、全幕バレエ「エスメラルダ」の一部だそうです。

 続いてアイシュヴァルトとリアブコの「ソナタ」は、ノイマイヤーではなく、ウヴェ・ショルツの振り付け。先日の「ニジンスキー」では鬼気迫る踊りを見せたリアブコですが、このバレエは愛に満ちた暖かい踊りでした。

 「ジゼル」はコチェトコワのジゼルの浮遊感がなかなかでしたが、シムキン君の身体能力が堪能できなかったのは、振り付け上しかたなし。

 ノヴィコワとホールバーグの「アポロ」、ぽん太の体が冷房でほどよく冷えてきて、睡魔に襲われる。

 サラ・ラムとボネッリの「コッペリア」は、美しく端正な踊りでした。

 第2部に入りまして、サレンコ姉さんの「瀕死の白鳥」は貫禄たっぷり。でも、腕をちょっとクネクネ振りすぎて、羽じゃないみたいでした。

 ハミルトン、ボッレの「カラヴァッジオ」は、美しく雰囲気があって、振付もよく、素晴らしいコンテ作品でした。

 ついでボラックとルーヴェがヌレエフ振り付けの「くるみ割り人形」を踊りましたが、ぽん太は感心しませんでした。一生懸命振り付けをなぞっているだけみたいで、動きの面白さや表現力が感じられませんでした。

 「…アンド・キャロライン」は、鬱屈した若者系の踊りでなかなか面白かったです。英語のナレーションが聞き取れれば、もっとシチュエーションがわかったかも。振り付けはノルウェー人のアラン・ルシアン・オイエン(Alan Lucien Øyen)、音楽は映画音楽を多く手がけるアメリカのトーマス・ニューマン(Thomas Newman)。

 アレクサンドロワとラントラートフの「ファラオの娘」は、正統派の美しい踊り。

 第3部は、ロホとエルナンデスの「カルメン」から。ロホ、貫禄ありすぎ。ちょっとカルメンの妖艶さやかわゆさも見たかったです。

 エリザベット・ロスの「ルナ」は、この人ならではの演目。黒い背景に、白いレオタードが、独特のフォルムを刻んでいきます。

 次いでラウデールとレバヴァツォフの「アンナ・カレーニナ」。ノイマイヤーの振り付けはドラマを感じさせますが、どういう場面かはぽん太にはわからず。子供が出てきたりします。関係ないけど、本は大切に扱いましょう。

 ボーダーとサラファーノフの「タランテラ」。速いテンポの激しい踊りを、サラファーノフが足さばきも鮮やかに踊りました。

 第3部のトリはフェリとゴメスの「アフター・ザ・レイン」。ああ、フェリさま、おなつかしや……。でも、グレーのレオタード姿には、ちと老いを感じました。けど、精神性があるしっとりした踊りは絶品。

 ノイマイヤー振り付けの「ドン・ジュアン」は、古典的な雰囲気の振り付け。ドン・ジュアンが女性の亡霊に苦しめられるような話か?

 「シェエラザード・パ・ド・ドゥ」は、「世界初演」と銘打っているが、新しさが感じられない振り付け。面白い動きもドラマもなく、アラブっぽさもなし。コジョカルは可愛らしかったけれど。

 ポリーナちゃん登場。何回かすっぽかされたけれど、ようやく見れました。Bプロは「個人的な理由」で踊らないと告知されてますが。なんかわがままっぽい。
 しかし踊りは凄い。その前に体が筋肉質になってます。まるでギエムみたい。
 振り付けも面白く、途中でポリーナちゃんがちょっとダサい黄色いスカートを履いて出てくるのですが、続いてフォーゲルも同じスカートで出てくると、観客席に笑い混じりのどよめきが起こりました。
 カテコでもセンターがポリーナちゃんでした。う〜ん、今後の進化が末恐ろしい。

 ジルベールとガニオの「マノン」は、パリオペのエレガンスの極め。これはこれで凄い。

 ラストはウルド=ブラームとエイマンの「ドン・キホーテ」でした。なんかエイマンが元気ない感じがしました。こんなもんだっけ。

【第15回 世界バレエフェスティバル】Aプログラム
2018年8月1日
東京文化会館

― 第1部 ―

「ディアナとアクテオン」
振付:アグリッピーナ・ワガノワ
音楽:チェーザレ・プーニ
エリサ・バデネス、ダニエル・カマルゴ

「ソナタ」
振付:ウヴェ・ショルツ
音楽:セルゲイ・ラフマニノフ
マリア・アイシュヴァルト、アレクサンドル・リアブコ

「ジゼル」より 第2幕のパ・ド・ドゥ
振付:ジャン・コラーリ、ジュール・ペロー
音楽:アドルフ・アダン
マリア・コチェトコワ、ダニール・シムキン

「アポロ」
振付:ジョージ・バランシン
音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
オレシア・ノヴィコワ、デヴィッド・ホールバーグ

「コッペリア」
振付:アルチュール・サン=レオン
音楽:レオ・ドリーブ
サラ・ラム、フェデリコ・ボネッリ

― 第2部 ―

「瀕死の白鳥」
振付:ミハイル・フォーキン
音楽:カミーユ・サン=サーンス
ヤーナ・サレンコ

「カラヴァッジオ」
振付:マウロ・ビゴンゼッティ
音楽:ブルーノ・モレッティ(クラウディオ・モンテヴェルディより)
メリッサ・ハミルトン、ロベルト・ボッレ

「くるみ割り人形」
振付:ルドルフ・ヌレエフ(マリウス・プティパ、レフ・イワーノフに基づく)
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
レオノール・ボラック、ジェルマン・ルーヴェ

「・・・アンド・キャロライン」
振付:アラン・ルシアン・オイエン
音楽:トーマス・ニューマン
オレリー・デュポン、ダニエル・プロイエット

「ファラオの娘」
振付:ピエール・ラコット(マリウス・プティパに基づく)
音楽:チェーザレ・プーニ
マリーヤ・アレクサンドロワ、ウラディスラフ・ラントラートフ

― 第3部 ―

「カルメン」
振付:アルベルト・アロンソ
音楽:ジョルジュ・ビゼー、ロディオン・シチェドリン
タマラ・ロホ、イサック・エルナンデス

「ルナ」
振付:モーリス・ベジャール
音楽:ヨハン・セバスチャン・バッハ
エリザベット・ロス

「アンナ・カレーニナ」
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
アンナ・ラウデール、エドウィン・レヴァツォフ

「タランテラ」
振付:ジョージ・バランシン
音楽:ルイス・モロー・ゴットシャルク
アシュレイ・ボーダー、レオニード・サラファーノフ

「アフター・ザ・レイン」
振付:クリストファー・ウィールドン
音楽:アルヴォ・ペルト
アレッサンドラ・フェリ、マルセロ・ゴメス

― 第4部 ―

「ドン・ジュアン」
振付:ジョン・ノイマイヤー
音楽:クリストフ・ウィリバルド・グルック、トマス・ルイス・デ・ヴィクトリア、トマス・ルイス・デ・ヴィクトリア
シルヴィア・アッツォーニ、アレクサンドル・リアブコ

「シェエラザード・パ・ド・ドゥ」【世界初演】
振付:リアム・スカーレット
音楽:リムスキー・コルサコフ
アリーナ・コジョカル、ヨハン・コボー

「ヘルマン・シュメルマン」
振付:ウィリアム・フォーサイス
音楽:トム・ウィレムス
ポリーナ・セミオノワ、フリーデマン・フォーゲル

「マノン」より 第1幕のパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン
音楽:ジュール・マスネ
ドロテ・ジルベール、マチュー・ガニオ

「ドン・キホーテ」
振付:マリウス・プティパ
音楽:レオン・ミンクス
ミリアム・ウルド=ブラーム、マチアス・エイマン


指揮:ワレリー・オブジャニコフ、ロベルタス・セルヴェニカス
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
チェロ:伊藤悠貴(「瀕死の白鳥」)
ピアノ:原久美子(「瀕死の白鳥」、「タランテラ」)

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