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2018年9月の17件の記事

2018/09/29

【舞台】う〜ん、つまんない『兵士の物語2018』首藤康之、串田和美

 首藤追っかけのにゃん子に連れられて、スパイラルホールに『兵士の物語』を見に行ってきました。

 『兵士の物語』については、ストラヴィンスキーが作曲したということしか知らないので、WikipediaやYoutubeで予習して出かけました。

 スパイラルホールのホワイエに小さな舞台がしつらえてあって、開演前に前説が行われました。ピンクのタキシードと、胸をはだけたドレスという、オールドファッションに身を包んだ男女で、大正レトロ時代のちょっと怪しい見世物小屋の雰囲気を漂わせていました。でも残念ながら、しゃべりはあんまし面白くありませんでした。また演奏家の紹介もありました。

 さて今回、音楽はなかなか良かったです。テクニックはもちろんのこと、それぞれのメンバーに芝居っ気があって、演劇の伴奏としてぴったりでした。外人さんも混じってましたが、いったいどんな人たちなんでしょうか。指揮者はおらず、曲ごとにリードする人を変えて、見事なアンサンブルを聴かせてくれました。

 しかし、舞台の上に目を移すと、残念ながらちと退屈でした。なんか演劇的な「出来事」がひとつもありませんでした。

 お目当の首藤が、演技がうまくないのは仕方がありません。3年ぶりに故郷に戻ったものの、幽霊に間違われて当惑している場面など、首藤は舞台中央で客席側を向いて、目を見開いた状態でずっとフリーズしているだけでした。

 王女役の人がバレエダンサーで、八頭身のベッピンさん。首藤とパ・ド・ドゥを踊りましたが、いわゆるクラシックの振り付け。首藤は兵士らしくわざとたどたどしく踊ってました。
 演劇ファンからすると、「クラシックバレエが観れて素晴らしいわ〜」という感じかもしれませんが、首藤ファンのぽん太とにゃん子としては、首藤がこんな振り付けで踊るをのみても満足できません。せめてコンテンポラリーの振り付けにして欲しかったです。

 悪魔の役は串田和美。彼自身が演技をするのは初めてみましたが、このメンバーの中では群を抜いて上手かったです。


『兵士の物語2018』東京公演

2018年09月27日
スパイラルホール

まつもと市民・芸術館の公演情報
スバイラルホールの公演情報

作曲:イーゴリー・ストラヴィンスキー
台本:シャルル・フェルディナン・ラミューズ
演出・美術:串田和美

出演:
石丸幹二(語り手)、首藤康之(兵士)、渡辺理恵(王女)、串田和美(悪魔)
武居 卓(村人)、下地尚子(村人)

音楽:
郷古 廉(ヴァイオリン)、谷口拓史(コントラバス)、カルメン・イゾ(クラリネット)、長 哲也(ファゴット)、多田将太郎(トランペット)、三田博基(トロンボーン)、大場章裕(パーカッション)

スタッフ
翻訳:小宮山智津子
画:矢吹申彦
衣裳:田中洋介
照明:齋藤茂男
映像:栗山聡之
音響:那須野幸太郎(まつもと市民芸術館)
演出助手:長町多寿子
舞台監督:田中直明
プロデューサー:小川知子

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2018/09/28

【仏像】国指定こそないけれど、普段は見れない仏像がいっぱい「神仏人 心願の地」多摩美術大学美術館

 多摩美術大学美術館で、仏像が展示されると聞きつけて、9月上旬に見に行ってきました。
 兵庫県の加東市の文化財を紹介する展覧会で、土器や工芸品などジャンルはさまざまですが、その中に多くの仏像も含まれておりました。
 国立博物館でやるような展覧会と違って、国指定の文化財は一つもなく、なんだかお客さんもまばら。しかしこうした仏像は、もともと公開をしてなかったり、年に数日、あるいは数年に一度しか公開しなかったり、いちいち事前連絡が必要だったりするものが多く、一軒いっけんお寺をまわるのは相当大変です。こうした仏像を一度に拝めるのは、めったにない機会です。しかも入館料が300円。これはありがたいです。

 

 多摩美術大学美術館というのはどこにあるのかと思ったら、京王多摩センターとのこと。サンリオピューロランドのお隣でした。

 

 目を引いたのは県指定の朝光寺の千手観音(6-1)。ほぼ等身大ですが、ふっくらと肉付きのいいお顔をしており、重量感があります。衣紋も翻波式に彫られており、素晴らしい平安仏です。
 もう一つの県指定は、播州清水寺の銅造菩薩立像(5-1)。高さ18cmの青銅の仏さまで、白鳳時代まで遡ります。にこやかで、衣装の表現も美しく、とても可愛らしいお姿です。
 木造十一面観音(3-2)は、独特の表情が魅力。ちょっと瓜実顔で、小鼻が張っていて、唇をちょっと突き出しております。
 木造地蔵菩薩立像(3-3)は、お腹が内臓脂肪のようにぷっくり膨れているのが特徴。丹波の達身寺に同様の表現が多くあり、「達身寺様式」と呼ばれるそうです。
 東光寺の木造薬師如来像(3-4)は、彫りが浅く平安後期の様式ですが、大きなお顔の中央に目鼻口が寄っていて、これまた印象深いお顔。
 播州清水寺の毘沙門天立像(5-2)は、30年に1度しか公開されない秘仏。10世紀末から11世紀初頭の作。寸詰まりのプロポーションは、鎌倉時代の仏像とはまったく異なります。しかしどっしりとした重量感があり、つり上がった大きな目、引き締まった口元など、近頃何かと話題の貴乃花親方に似ています。

 

 そのほか、播州清水寺の碁盤は、表面に黒石が横向きにめり込んでいて、表面から見える部分より内部にめり込んでいる部分の方が大きく見えます。じっさいどうなっているのかわかりませんが、かつて弁慶がこの碁盤で碁を打った時、負けた腹いせに碁石をたたきつけたらこうなったと言われているそうです。

 

 

 

加東市×多摩美
特別展「神仏人 心願の地」

 

2018年9月1日〜10月14日
多摩美術大学美術館

 

公式サイト

 

仏像
(○市指定、◎県指定)
3-1 ○木造地蔵菩薩立像 一木造 像高151.5cm 平安時代(11世紀) 東古瀬地区
3-2 木造十一面観音菩薩立像 一木造 像高108.5cm 平安時代(11世紀) 沢部地区
3-3 木造地蔵菩薩立像 一木造 像高95.0cm 平安時代(11世紀) 沢部地区
3-4 ○木造薬師如来坐像 一木割矧造 像高86.3cm 平安時代(12世紀) 東光寺
3-5 ○木造阿弥陀如来坐像 一木割矧造 像高89.5cm 平安時代(12世紀) 東光寺
3-6 ○木造薬師如来坐像 一木造 像高68.0cm 平安時代(12世紀) 多井田地区
3-7 木造阿弥陀如来坐像 一木造・彩色 像高27.0cm 室町時代 元亀2年(1571) 貞守地区
3-8 木造薬師如来坐像 一木造・彩色 像高23.8cm 室町時代 元亀2年(1571) 横谷地区
3-9 木造獅子・狛犬(2躯) 一木造 高さ73.0, 72.5cm 鎌倉時代(13世紀頃) 厚利地区(加東市寄託)
3-10 木造獅子・狛犬(3躯) 一木造 高さ52.0〜55.0cm 南北朝時代 厚利地区(加東市寄託)
5-1 ◎銅像菩薩立像 青銅製 像高18.0cm 白鳳時代(7世紀後半) 播州清水寺
5-2 ○木造毘沙門天立像 一木造 像高69.2cm 平安時代(10末〜11世紀初) 播州清水寺
5-3 ○木造天部立像 一木造 像高152.8cm(足枘含む) 平安時代(11世紀) 播州清水寺
5-4 木造大日如来坐像 寄木造 像高66.7cm 鎌倉時代(13世紀) 播州清水寺
6-1 ◎木造千手観音立像 一木造 像高157.3cm 平安時代(11世紀) 朝光寺
6-2 木造地蔵菩薩立像(六地蔵) 一木造 像高84.0〜84.5cm 平安時代(12世紀) 朝光寺
6-3 木造地蔵菩薩立像 一木造 像高52.5cm 平安時代(12世紀) 朝光寺
6-4 木造聖徳太子立像 一木造 像高34.0cm 平安時代(12世紀) 朝光寺
6-5 木造不動明王立像 寄木造 像高100.0cm 鎌倉時代(13世紀) 朝光寺
6-6 銅像千手観音菩薩立像 青銅鍍金 像高31.5cm 鎌倉時代(13〜14世紀) 朝光寺
6-7 木造法道仙人坐像 千手観音菩薩立像 寄木造 像高65.0cm 江戸時代(17〜18世紀頃) 朝光寺

 

その他
5-11 碁盤・碁石 江戸時代(17〜19世紀) 播州清水寺

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2018/09/27

【クラシック】ラトルさん、おかえり〜。ラトル指揮ロンドン交響楽団2018

 ベルリンフィルとの素晴らしい演奏を聴かせてくれたラトルがやってくるというので、聴きに行きました。
 プログラムは考慮せず、行ける日程で選んだのですが、なかなか渋い曲目でした。スラブ舞曲の2曲目ぐらいしか聴いたことがない。とりあえずYoutubeで何回か予習をしておきました。

 サントリーホールのB席でしたが、ちょっと遠かった。せっかくならA席を取るべきだったか……。
 最初はバーンスタインの「不安の時代」。今年はバーンスタインの生誕100年にあたり、その追悼の意味もあるのか、演奏途中での入場禁止の張り紙が出てました。賢者のような風貌のツィメルマンの奏でるピアノは哲学的で、「仮面劇」でもジャズっぽくくだけすぎず、厳粛な演奏でした。
 「スラヴ舞曲」は、ラトルが強弱緩急を自在に操って、メリハリのある演奏でした。ロンドンフィルも、明るめで色彩豊かな音で、なかなかよかったです。ただYoutubeのラトルとベルリンフィルの演奏(→こちら)と比べると、なんというか、スイング感が乏しい気がしました。
 最後の「シンフォニエッタ」では、P席の後ろのパイプオルガンの所に金管が並んで、ファンファーレを奏でました。ヤナーチェク晩年の作品とのことですが、透明感はあんまりなかったですが、ブラスの華やかな響きを堪能しました。「不安の時代」でちょっとしんみりした気持ちが、すっかり明るくなりました。
 

ロンドン交響楽団 2018年来日公演

公式サイト

日時:2018年9月24日
会場:サントリーホール
出演
 オーケストラ: ロンドン交響楽団
 指揮: サー・サイモン・ラトル
 ピアノ: クリスチャン・ツィメルマン
プログラム
 バーンスタイン: 交響曲第2番「不安の時代」
 ドヴォルザーク: スラヴ舞曲集 op.72(全8曲)
 ヤナーチェク: シンフォニエッタ

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2018/09/26

【イタリアン】庄内の食材にこだわった鶴岡の名店 アル・ケッチァーノ

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 湯田川温泉湯もと庵に泊まったぽん太とにゃん子ですが、酒飲みにはちょっと夕食が物足りない気がしたので、朝食のみのプランにして、夕食は雑誌でもよく紹介されている鶴岡の名店イタリアン、アル・ケッチァーノの予約を取りました。
 スマホで距離を測ってタクシー代を計算すると、片道5千円くらいしそう。往復で1万円あったら高級ワインの1本や2本は飲めるので、宿から歩いて行くことにしました。
 2時間ぐらい田んぼの中の道を歩き、着いた時には真っ暗になってしまいました。田んぼの中で真っ暗になっていたら遭難だったかもしれません。
 流石に帰りはタクシーに乗ったのですが、何と料金は2千円。それだったら行きもタクシーにすれば良かったです。

 アル・ケッチァーノは、奥田政行シェフが庄内の食材にこだわった料理を提供するイタリアンレストラン。コースを予約しましたが、とても美味しかったです。月山ワインも、山葡萄のような味がして、お値段もお安く、大満足でした。こちらが公式サイトです。

 ところで、アル・ケッチァーノ(Al-ché-cciano)という店名はどういう意味かと思って調べて見ましたが、そんなイタリア語はありません。なんと「あるけ?」という庄内弁から来てるんだとのこと。な〜んだ。

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 グーグルの経路案内に従って、田んぼの中の道を歩いて行きます。だんだん日が傾いて来ます。ところでグーグルくん、自動車専用の国道に入るように指示して来ました。注意が必要です。

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 月山です。なんだかシルエットが、観音様が仰向けに寝ているみたいですね(右が頭)。

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 こちらは鳥海山です。

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 途中に、藤沢周平生誕の地という案内板があったので、せっかくなので立ち寄ってみました。

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 藤沢周平生誕の地です。

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 ということで、一番上の写真のように、真っ暗になってようやく到着。予約にはぎりぎり間に合いました。
 内部は節のある木が使われ、ロッジ風の内装。

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 今日のメニューで〜す。2時間歩いてお腹がすいたぜ!

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 とっても美味しいです。見た目もきれいですね。前半はお魚料理シリーズ。ワラサ、ホウボウ、イシナギ、鯛、平目。
 イシナギというのは初めて聞いた名前ですが、スズキ目で、入荷が少ない魚のようです(オオクチイシナギ|市場魚介類図鑑)。

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 「天然」舞茸があったので、使い注文いたしました。

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 稚鮎と茄子の田楽。リゾットには栗が入ってます。

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 メインは仔羊のロースト。

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 イチジクと自家製チーズのパスタは、もちろんメインの前ですが、写真のレイアウト上ここに入ってます。

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2018/09/25

【温泉】古い和風旅館を改装したレトロモダンの宿。湯田川温泉・湯どの庵(山形県鶴岡市)(★★★★)


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 2018年9月中旬、ぽん太とにゃん子は、山形県は鶴岡市の湯田川温泉・湯どの庵に泊まって来ました。

 古くて格式を感じさせる建物を改装し、レトロモダンなオシャレな空間を作り出しています。ただ、夕食がお弁当風なのが、酒好きのぽん太とにゃんこにはちと物足りない。そこで朝食のみのプランにし、夕食は近く(?)のイタリアンレストランに食べに行きました。
 温泉はヒノキの風呂と、石風呂があり、特に石風呂は内風呂と露天が木製のアプローチでつながれ、デザインが洗練されております。しかしお湯は無色透明・無味無臭で、ちょっと温泉力が弱い気がします。普通の会席料理のプランもあるといいのですが。ぽん太の評価は4点です。

 

 

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 湯田川温泉は、山形県の日本海側に面する鶴岡市南部にある、ひなびた温泉街。湯どの庵の歴史について、ぐぐってもあまり出てこないのですが、現在の建物は大正末期まで遡れるようです。昭和63年から亀やが運営しておりましたが、平成13年にレトロモダンに改築され、美食が自慢のお高い宿となりました。そしておそらくは2018年、東京の馬喰長のフクモリと提携し、お弁当形式の夕食のリーズナブルな宿へと生まれ変わったんだと思います。ちょっと違うかもしれませんが、だいたい合ってると思います。
 ちなみに、日本の秘湯を守る会の会員宿です。また、こちらが公式サイトです。

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 ウェルカムドリンクです。古風な外観とは違って、レトロモダンな内装。

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 廊下です。黒と白が対比され、並んだ垂木も美しいです。手入れの行き届いた広い和風庭園に、大きな窓で面しております。

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 こちらが、外から見て望楼みたいになっている部分の内側です。

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 客室も、このような感じ。

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 温泉は、男女入れ替え制。こちらは檜風呂。木の温もりと、格式が感じられます。
 お湯は、無色透明・無味無臭。

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 温泉分析書です。泉質はナトリウム・カルシウムー硫酸塩温泉、泉温は42.2度です。

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 加水はしておりませんが、循環ろ過・加温しており、消毒剤も使用されているようです。注ぎ込まれている源泉が少ないのかな〜?

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 こちらが石風呂です。内湯と露天が木の廊下でつながれております。

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 夜は照明の加減で、さらに雰囲気があります。

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 朝食は、ヘルシーな感じで、とても美味しかったです。

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2018/09/24

【仏像】木造菩薩形坐像が美仏!「慈恩寺の宗教と仏像展」2019年、慈恩寺(山形県)

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 これまで2回訪れた慈恩寺。本堂宮殿内の秘仏が公開されると聞き、訪ねてきました。

 

【寺院名】慈恩宗本山 瑞宝山 慈恩寺
【公式サイト】・http://www.honzan-jionji.jp
【住所】山形県寒河江市大字慈恩寺地籍31
【拝観日】2018年9月19日
【拝観】拝観料800円(仏像展期間中の特別料金。通常は500円です)。丁寧に解説をして下さいました。
【仏像】今回ぽん太が初めて見たもののみ記載します。
   ◎重要文化財 ●県指定 ○市指定
本堂宮殿所蔵
 ◎木造騎象普賢菩薩及十羅刹女像 平安時代 (羅刹女は4躯) 写真
 ◎木造騎獅文殊菩薩及脇侍像 (最勝老人、陀波利三蔵、優填王) 写真
 ●木造菩薩形坐像 像高21.2cm 平安後期 写真
 ●木造弥勒菩薩座像 室町時代
 ○木造観音菩薩立像 写真
 ○木造勢至菩薩立像 写真
阿弥陀堂所蔵
 ◎木造釈迦如来坐像 (旧木造阿弥陀如来坐像) 写真
天台大師堂所蔵
  木造天台大師坐像 写真

 

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 折しも彼岸花が満開でした。

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 ご開帳をお祝いしてか、手水鉢にはハスの蕾が浮かべてありました。

 さて、本堂に入ると、正面に秘仏の弥勒菩薩が安置され、右に聖観音、左に歯吹きの阿弥陀さまがお出ましになっておりました。

 慈恩寺には弥勒菩薩が3躯おられます。まず本尊である鎌倉時代の弥勒菩薩(写真)、次にお前立ちの弥勒菩薩さま(写真)で、鎌倉時代の作で県指定です。三つ目が今回拝観できた弥勒菩薩で(写真は見つからず)、普段は秘仏として宮殿内に安置されております。昔はお前立ちだったのではないかとも言われているそうです。少しずんぐりしており、冠をかぶり、如来の衣で、定印を結んでいます。宋の影響を受けており、弥勒菩薩=大日如来という真言宗系の思想が現れているそうです。


 木造騎象普賢菩薩及十羅刹女像は、国重文で平安時代の作。普賢菩薩はあまり大きいものではありませんが、整った美しいお姿。十羅刹女(じゅうらせつにょ)というのはぽん太は初めて聞きましたが、「法華経」の陀羅尼品第二十六に出てくる女性の鬼神で、釈迦に帰依して、法華経を護持する者を守る役目を引き受けます。普賢菩薩もまた「法華経」普賢菩薩勧発品第二十八において、法華経を受持する人々を守る役目を引き受けることから、普賢菩薩と十羅刹女が結びついたんだそうです。ちなみに普賢菩薩が白い象に乗って現れるということも、ここに書かれています。
 普賢十羅刹女像は、平安時代後期に絵画として創出された図案で、多くの絵画が描かれましたが、彫刻での表現は珍しいそうです。

 木造騎獅文殊菩薩及脇侍像は、いわゆる渡海文殊の形式ですが、眷属の善財童子は失われています。文殊様のお顔はよくあるキリッとした若者風ではなく、お雛様のような穏やかなお顔。獅子の脚がとってもリアル。優填王の衣紋にある多数の渦が目を引きます。

 ラグビーの五郎丸ポーズで有名になった勢至観音菩薩に、ようやくお目にかかれました。かがんだ姿勢は、阿弥陀三尊の一人として死者をお迎えに来たお姿でしょうか。神妙な表情。動きが感じられ、立体的に表現された衣から衣擦れの音が聞こえて来そうです。

 木造菩薩形坐像は、非常に美しい仏様で、はっきり言って「美仏」です。美仏としてあまり話題になってないのが不思議です。像高約20センチと小品ながら、細かく掘られております。全体に柔らかさが感じられ、微かに笑みを浮かべた慈悲深いお顔、ちょっと腰を浮かせた肢体、風にふわりと裾をなびかせた衣など、少年的な美しさがあり、エロスすら感じられます。髪の毛も非常に細かく掘られてます。金箔の残り具合も絶妙です。

 国重文の木造釈迦如来坐像は、右手で輪を作っていることから、これまで阿弥陀如来とされてきた仏さま。なんで釈迦如来になったのかは、忘れました。定朝様を基本に、やや前に突き出した顔は、目がつり上がっていて迫力があります。

 天台大師坐像は、天台宗の開祖の天台大師(=智顗大師(ちぎだいし))のお姿を江戸時代に刻んだ像。彩色が残っていてきれいです。その隣には弘法大師坐像が置かれており、解説してくれた人が、「この二人が並んで置かれているのは、慈照寺ならではですね」と笑っておりました。慈恩寺はもともと法相宗のお寺でしたが、その後天台宗、真言宗、時宗や修験道とも関わりながら、現在の慈恩宗に至ったのです。

 木造聖徳太子立像は、このたび国重文に指定されたそうです。

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2018/09/23

【温泉】肘折温泉 松井旅館(山形県)(★★★★)

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 9月下旬、ぽん太とにゃん子は肘折温泉の松井旅館に泊まって来ました。

 ノスタルジックな温泉街として有名な肘折温泉。しかし昔ながらの建物はあまり残っておりません。そんな中こんかいは、明治時代の建物が残る松井旅館に泊まってきました。こちらが公式サイトです。

 外観が新しくなっているのが残念ですが、内部には古い建物が残されており、昔の肘折の雰囲気が味わえます。お湯はもちろん肘折の湯の源泉掛け流し。お食事は豪華ではありませんが、地元の食材を使った美味しいお料理です。お値段もリーズナブル。歴史的価値を評価してぽん太の採点は4点。昔の肘折を感じたい方にはオススメです。

 

 

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 外観は新しくなってしまっているのがちと残念ですが……

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 まるで寺院のような太く豪快な梁です。

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 廊下に面して障子越しに客室が並ぶ、昔ながらの構造です。

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 タイムスリップしたかのような空間が広がります。

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 こちらが今回泊まった客室で、先ほどの本館とは別胸です。本館は湯治用で、隣の部屋とも襖だけで、部屋に鍵がありません。今回は選びませんでしたが、次は混雑具合を問い合わせながら泊まってみたいものです。

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 温泉は、男女別の内湯と、混浴の露天風呂、貸切風呂があります。写真は内湯です。

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 肘折温泉自慢の緑褐色の源泉が掛け流しになっております。

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 温泉分析書です。泉質はナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉、泉温は65.9度です。

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 温度を下げるために加水しておりますが、加温・循環・消毒なしの掛け流しです。

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 混浴の露天風呂です。塀に囲まれていて、広々感はありません。

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 貸切風呂です。レトロな雰囲気がありますね。

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 こちらが夕食です。地元の食材を使ったお料理で、老境に入りつつあるぽん太とにゃん子の好きなタイプ。若い人にはちょっと物足りないかな? 今年採れたなめこの味噌汁が、香りがあって泥臭くておいしかったです。

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 翌朝、宿の真横が朝市の会場になってました。

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 新鮮な野菜が並んでました。

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 朝食には東北の味・しそ巻きもついてました。

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 見るとホールに、「元医者」の看板が。聞いて見るとこの家は昔は町医者をしていて、新庄藩の御典医だったことのあるそうです。

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 見ると、置かれた古道具類の中に、薬研がありました。

 

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 出発前に肘折温泉を散策。「肘折砂防堰堤」です。登録有形文化財に登録されているとのことですが、ありがたみはぽん太にはよくわかりません。

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2018/09/22

【仏像】羽黒山五重塔・羽黒三所大権現秘仏公開

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 羽黒山で、国宝五重塔の内部が明治以降初公開、羽黒三所大権現の秘仏が本邦初公開と聞き、拝みに行って来ました。

 

【神社名】出羽三山神社 出羽神社(いではじんじゃ)(羽黒山)
【公式サイト】http://www.dewasanzan.jp/publics/index/55/
【住所】滋山形県鶴岡市羽黒町手向字手向7
【拝観日】2018年9月18日
【拝観】特別拝観は、平成30年に引き続き、平成31年4月27日から令和元年11月30日まで行われております。拝観料は共通券700円。
【仏(神)像】
五重塔
 大国主命
儀式殿
 大日如来坐像
 阿弥陀如来立像
 観音菩薩立像

 不動明王立像及二童子
 弁財天坐像
【写真】すぐ消されると思うので、見るならいまのうち。
https://niigata-kankou.or.jp/experience/41421#



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 隋神門の近くの駐車場に車を停め、五重塔を目指して参道をすすみます。

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 延々と続く石段のひとつに、盃型の絵があります。石工の落書きでしょうか。他にもあるそうですから、みんなも探してみよう!

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 爺杉です。樹齢約1000年で、国の天然記念物に指定されております。昔は近くに婆杉もあったそうですが、明治時代に台風で倒れてしまい、現在は一人暮らしです。

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 明治以降一般公開は初という五重塔内部。まずお祓いをしてもらってから見学します。一層の内部はぐるりと回ることができ、次に二層の内部を覗き込み、構造等を見ることができます。
 一層には仏像はなく、大国主命が祀られております。どんな像だったかは忘れました。神仏分離以前は、正観世音菩薩、軍荼利明王、妙見菩薩が祀られていたそうで、これらは現在は、隋神門からやや北にある正善院黄金堂に安置されているそうで、特別公開があったら拝観してみたいです。あとは、小野道風作筆の扁額などがありました。
 二層を除くと、心中などの内仏構造が見れます。柱を葛でしばってあるのが見えました。

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 せっかくなので、ダイエットもかねて、長い石段を登って出羽神社へ向かいました。とちゅう石段から分岐するこの道の先は南谷と呼ばれ、江戸時代には紫苑寺という寺があり、松尾芭蕉が奥の細道の旅で逗留したのは、ここだったそうです。

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 山頂に到着! 三神合祭殿ですが、大きすぎて写真に入りません。
 この建物の右側で秘仏が公開されておりました。結構小さいです。
 中央には組物で支えた屋根のある立派な厨子があり、その中に三尊が祀られております。中央が大日如来、向かって右に阿弥陀如来、左に観音菩薩です。厨子の向かって左には、厨子に納められた弁財天の坐像、右には不動明王が二童子を従えております。
 厨子の内部は、一体として作られた感じで、台座の上に雲のようなものが漂い、その上に大日如来が座っており、後ろには光背があります。大日如来の像高は30cmくらい。坐像で宝冠をかぶり、智拳印を結ぶ金剛界のお姿です。阿弥陀如来と観音菩薩は立像で、大日如来よりもさらに小さく、三尊像の形です。阿弥陀如来は両腕を肘から曲げておりますが、印相はよく見えませんでした。観音菩薩は右手は施無畏印で、左手は肘から曲げて胸のあたりに置かれておりました。全体に金箔が施されていますが、大日如来は黒い下地の露出が多いようです。
 弁財天は、色白の美しい女性の姿だが、八臂のお姿です。
 不動明王が、二童子を引き連れておりました。台座の上に一体に作られており、彩色が残っております。

 パンフレットによると、文化8年(1811年)に出羽神社が火災で焼失した時、衆徒天羽又兵衛が田地を売って大金を寄進し、再建に貢献しました。そこで別当の覚諄は又兵衛に大日如来・阿弥陀如来・観音菩薩の3躯と、不動明王・弁財天の像を与え、再び火災で焼失した際には、この仏像を本尊として祀るように伝えました。今回公開されたのは、この像だそうです。
 ということは、再建された時の御本尊は、火事か何かで無くなってしまったということか?ぽん太にはよくわかりません。

 

 登山付きのぽん太とにゃん子としては、ついでに羽黒山の山頂(最高地点)を制覇しようかと思いましたが、めんどくさいのでやめました。

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2018/09/18

【旅館】これはすごい。究極の大正レトロ!・最上屋旅館@山形県酒井市(★★★★★★)

 今回は「温泉」はありません。ぽん太とにゃん子は9月中旬、山形県は酒田市にある最上屋旅館に泊まってきました。

 大正時代の建物が残る宿。そんじょそこらの大正ロマン風に改装して「あゝ、ノスタルジックで素敵」みたいな宿と一緒にしないように! しかも立派な木材を使ってしっかり建てており、細かな意匠にも凝ってます。で、いわゆる格式ある大旅館ではなく、町の小さな旅館であるところがイイ! こじんまりとしていて、秘密基地みたいで居心地がいいです。トイレ・風呂は共用、お食事は家庭料理(でも、魚や野菜はうまい)ですが、ぽん太の評価はこれまでの5点満点を超え、なんとぽん太史上初の6点です!!

 

 

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 古い建物の多い酒田の中心地にあって、ひときわ目を引く建物。昔ながらの、黒く塗装された横羽目の外壁。二階が一回より少しせり出しています。昔の区画割りのためか、京都の町家のように、間口が狭くて奥深い敷地になってます。アルミサッシに交換されているのは、居住性のために仕方ないでしょう。
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 入母屋の屋根に黒い瓦は、格調があります。鬼瓦や懸魚もきっちり作られてます。
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 玄関は木がふんだんに使われております。写真には写ってませんが、天井の素材は屋久杉とのこと。
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 奥の客室へと続く廊下は、5間の長さの節のない松の一枚板が張られています。
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 奥へ進みつつ、次々と階段を登っていきます。
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 何度か急な階段を登って、一番奥の最上階にたどり着きました。左側が今回泊まった部屋。お願いしたわけではありませんが、ポン太が一番泊まりたかった部屋に泊めていただけました。
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 じゃ〜〜ん。ぽん太の写真で感じが伝わるかしら?天井も低く、こじんまりとした部屋に、細かな意匠が詰め込まれています。全体としては数寄屋風かな? 天然木がはめられた円窓や四角い窓。秘密基地?それともおままごと。
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 奥行きわずか20cmながら、銘木を使って丹念に作り込まれた床の間。まるで盆栽を見ているかのようです。
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 実は二間続きになってます。
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 もうひとつの部屋には布団が引いてあります。部屋が小さすぎて全体が撮れません。なんか布団と襖の縮尺がおかしいって?襖の高さが低いのです。自分が大男になった気がします。
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 風雅な窓から見える赤いトタン屋根。これはこれで、胸がキュンとなる光景です。
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 廊下の窓からは石瓦が。
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 お風呂は共用です。
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 トレイも共用です。トイレ内の写真は省略。でも、扉にとってもなつかしい鍵が付いてました。
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 夕食は外に飲みにいく手もありましたが、こういう宿でどういう夕食が出るのか興味があったので、宿でいただきました。
 いわゆる家庭料理ですが、さすが日本海に面する酒田、お造りや貝、ハタハタ焼きなどの魚介類がとっても美味しかったです。お味噌汁も岩海苔がたっぷりでした。
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 装飾として使われている美しい金具は、蔵の扉に使われていたものだそうです。
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 こちらの格子戸も、蔵の一番内側の扉だったそうです。
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 さあ朝食です。あ〜これ、これ。あったあった。超うける〜〜。虫を防ぐ網。小学校の頃まで使ってたかな〜。年齢がバレちゃうけど。
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 朝食もおいしかったですよ。
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 周辺のレトロな町並みを散策いたしました。

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2018/09/15

【バレエ】久々に首藤が踊るのを見れた。「音楽と舞踊の小品集 水・空気・光」@横浜みなとみらいホール

 首藤ファンのにゃん子の希望で、横浜まで行ってきました。
 首藤は演劇など多分野ではちょくちょく見てますが、ちゃんとバレエを踊るのを見るのは久しぶりでした。

 小さめのみなとみらいホールを、さらに客席を制限して行わた、プライベート感ある公演。しかもぽん太とにゃん子は最前列。首藤の踊りが間近で観れました。

 同時期に横浜国立美術館で行われていたモネ展とのコラボ企画。面白いアイディアですね。残念ながら当日は美術館の閉館日にあたっていて、モネ展は見れませんでした。

 3部に分かれていて、真ん中の第2部がバレエでした。
 最初の3曲は 中村恩恵の振り付け。首藤康之のラヴェル、さすがに雰囲気がありますね〜。よかったです。まだまだ踊って欲しいです。次いで、中村恩恵が新国立の若手二人を伴ってラヴェルのツィガーヌ。ちょっとユーモラスで面白い振付でした。新国立コンビも頑張ってましたが、まだまだ表現力が足りません。メシアンは、新国立の米沢唯が、首藤と踊りました。中村恩恵の振り付けらしい、体を寄せて体重を掛け合うような動きでした。
 折原美樹はぽん太とにゃん子は初めて見ました。マーサ・グラハム舞踊団で踊るとっても有名なダンサーのようです。演目は、そのグラハム振り付けの「Lamentation」。青いチューブ状のニットを着ての踊りで、なんか「自分を束縛するものから逃れようとするけどできない」みたいな踊りでした。ちょっとこの演目だけでは、彼女の実力はよくわかりませんでした。

 演奏の方の感想は省略。

 ピアニストの福間洸太朗が、タブレットPCで楽譜を表示してました。ぽん太は生まれて初めて見ました。左足でボタンを踏むと、ページが変わるような仕組みになっていたようです。

音楽と舞踊の小品集  水・空気・光
  横浜美術館企画展「モネ それからの100年」によせて

公式サイト

横浜みなとみらいホール 大ホール
2018年8月30日 マチネ

演奏
福間洸太朗(ピアノ)
﨑谷直人(ヴァイオリン/神奈川フィルハーモニー管弦楽団ソロ・コンサートマスター)
門脇大樹(チェロ/神奈川フィルハーモニー管弦楽団首席チェロ奏者)
齊藤一也(ピアノ)

舞踊
中村恩恵
首藤康之
折原美樹(マーサ・グラハム舞踊団)
米沢唯(新国立バレエ団)
中島瑞生(新国立バレエ団)
渡邊拓朗(新国立バレエ団)

プログラム
【第1部~水(演奏)】
ドビュッシー:喜びの島
       チェロ・ソナタより第2・3楽章
       ヴァイオリン・ソナタより第1楽章
サン=サーンス:白鳥
マスネ:タイスの瞑想曲

 Pf福間洸太朗、Vn﨑谷直人、Vc門脇大樹


【第2部~空気(舞踊)】
スクリャービン:12のピアノ練習曲 作品8より第11番
 首藤康之
 振付:中村恩恵
ラヴェル:ツィガーヌ
 中村恩恵、中島瑞生、渡邊拓朗
 振付:中村恩恵
メシアン:時の終わりのための四重奏曲より第5楽章“イエスの永遠性の賛美”
 米沢唯、首藤康之
 振付:中村恩恵
コダーイ:9つのピアノ小品 作品3より第2番
 折原美樹
 振付:マーサ・グラハム 「Lamentation」
カタロニア民謡(カザルス編):鳥の歌(チェロ・ソロ)

 Pf齊藤一也、Vn﨑谷直人、Vc門脇大樹


【第3部~光(演奏)】
ドビュッシー:月の光
 Pf齊藤一也
ラヴェル:組曲「マ・メール・ロワ」より
  第1曲 眠れる森の美女のパヴァ―ヌ
  第3曲 パゴダの女王レドロネット
  第5曲 妖精の園
 Pf福間洸太朗齊藤一也
ラヴェル:ピアノ・トリオより第3・4楽章
 Pf福間洸太朗、Vn﨑谷直人、Vc門脇大樹

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2018/09/13

【歌舞伎】福助、お帰りなさい!2018年9月歌舞伎座昼の部

 なんかここんとこ忙しくてブログが書けないので、短めに……。

 9月歌舞伎座昼の部は、長く病気療養中だった福助が舞台に復帰。役柄は慶寿院尼で、雪姫を初役で演じる息子の児太郎を見守りました。2013年11月以来の舞台復帰というから、約5年ですか。お疲れ様でした、そして復帰おめでとうございました。
 幽閉から解かれたことを半ば泣きながら感謝する老いた尼僧を見事に演じました。右手は使っていなかったので、麻痺があるのかしら。顔や発生は大丈夫なようでした。今後もぜひ体調に気をつけながら、舞台に立ち続けて欲しいです。

 その「金閣寺」は、梅玉が此下東吉実は真柴久吉、児太郎が雪姫という配役で、古典味がある落ち着いた舞台でした。梅玉の東吉はあんまり愛想がなく、むしろ松緑の松永大膳の方が愛嬌がありました。児太郎が雪姫は悪くなかったですが、最後に花道で刀を鏡にして髪を整えるところなど、恋する娘らしい可愛らしさが欲しいところでした。

 「紅葉狩」は疲れからか夢うつつ。

 吉右衛門の「河内山」は「またか」という感じで見始めたのですが、吉右衛門の「芸」に見とれました。舞台に出てきたときのぱっと明るい感じ、台詞回し、ちょっとした表情、本舞台から花道にかかって、ふっと気を変えるところなど、どれも素晴らしかったです。
 お目当の「「悪に強きは」のセリフのなかで、三味線のメロディーに合わせて言う部分があったけど、計算じゃあできないと思うので、アドリブなんでしょうか。だとしたらすごい。

 幸四郎は3演目全てに出演。「金閣寺」の狩野之介直信は美しくはかない美男子。「河内山」の松江出雲守は、もっとキレやすそうな方が良かったかな?


歌舞伎座百三十年
秀山祭九月大歌舞伎
歌舞伎座 昼の部
平成30年9月13日

公式サイト

 祇園祭礼信仰記
一、金閣寺(きんかくじ)

  此下東吉実は真柴久吉 梅玉
  雪姫 児太郎
  狩野之介直信 幸四郎
  松永鬼藤太 坂東亀蔵
  此下家臣春川左近 橋之助
  同   戸田隼人 男寅
  同   内海三郎 福之助
  同   山下主水 玉太郎
  腰元 梅花
  腰元 歌女之丞
  十河軍平実は佐藤正清 彌十郎
  松永大膳 松緑
  慶寿院尼 福助


 萩原雪夫 作
 今井豊茂 補綴
二、鬼揃紅葉狩(おにぞろいもみじがり)

 更科の前実は戸隠山の鬼女 幸四郎
 平維茂 錦之助
 侍女かえで 高麗蔵
 侍女ぬるで 米吉
 侍女かつら 児太郎
 侍女もみじ 宗之助
 従者月郎吾 隼人
 従者雪郎太 廣太郎
 男山八幡の末社 玉太郎
 男山八幡の末社 東蔵


 河竹黙阿弥 作
 天衣紛上野初花
三、河内山(こうちやま)

 上州屋質見世
 松江邸広間
 同  書院
 同  玄関先

 河内山宗俊 吉右衛門
 松江出雲守 幸四郎
 宮崎数馬 歌昇
 大橋伊織 種之助
 沢要 隼人
 腰元浪路 米吉
 北村大膳 吉之丞
 高木小左衛門 又五郎
 和泉屋清兵衛 歌六
 後家おまき 魁春

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2018/09/08

【映画】(ネタバレなし)三谷幸喜が悔しがりそう「カメラを止めるな!」

 いつもは平気でネタバレを書くぽん太ですが、こんかいは楽しませてくれたお礼にネタバレなしで。

 話題の映画ということで見に行ったのですが、いや〜面白かったです。感想は、う〜ん、これ見て一番悔しがるのは三谷幸喜かな?
 平日の昼間ということでけっこう空席があったせいか、大爆笑というほどではありませんでした。誰かが「こんなに笑える映画はない」と言ってたのは、言い過ぎだと思うけど、とってもシナリオがよくできていると思いました。パズルのピースがピタリと合った感じというか……。

 それから、人間の意識が、不自然な部分をいかに無視したり、合理化したりするかが、映画を見た自分を観察してよくわかりました。
 心理学では有名な話ですが、催眠術をかけて、ある合図をしたら窓を開けるように暗示をして目を覚まさせます。合図をすると被験者は窓を開けるのですが、「何で窓を開けたんですか?」と聞くと、「暑かったから」とか「息苦しかったから」などと、自分の行為に勝手に理屈をつけるのです。
 映画の前半の部分で、違和感を感じる部分やおかしな部分があるんだけど、勝手に合理化して見ていました。後半で、ナルホドあれはああだったのか、と納得できました。

 低予算でこの楽しさは、コスパ抜群。ブームになるだけありますね。皆さんにおすすめ。
 

カメラを止めるな!
2017年 日本 96分

公式サイト

スタッフ
 監督 上田慎一郎
 プロデューサー 市橋浩治
 アソシエイトプロデューサー 児玉健太郎 、 牟田浩二
 脚本 上田慎一郎
 撮影 曽根剛
 編集 上田慎一郎
 録音 古茂田耕吉
 ヘアメイク 平林純子
 助監督 中泉裕矢
 制作 吉田幸之助
 特殊造形・メイク 下畑和秀

キャスト
 日暮隆之 濱津隆之
 日暮真央 真魚
 日暮晴美 しゅはまはるみ
 神谷和明 長屋和彰
 細田学 細井学
 山ノ内洋 市原洋
 山越俊助 山﨑俊太郎
 古沢真一郎 大沢真一郎
 笹原芳子 竹原芳子
 松浦早希 浅森咲希奈
 吉野美紀 吉田美紀
 栗原綾奈 合田純奈
 松本逢花 秋山ゆずき
 谷口智和 山口友和
 藤丸拓哉 藤村拓矢
 黒岡大吾 イワゴウサトシ
 相田舞 高橋恭子
 温水栞 生見司織

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2018/09/07

【温泉】猫のいるノスタルジックな宿 微温湯温泉 二階堂(福島市)(★★★★★)

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 ぽん太とにゃん子は9月中旬、福島県にある微温湯温泉二階堂(ぬるゆおんせんにかいどう)に行ってきました。こちらが公式サイトです。

 ぽん太がこの宿に泊まるのは、実は約30年ぶり2回目。風邪気味を押して泊まりに来たのですが、その後マイコプラズマ肺炎になってえらい目にあった記憶があります。

 で、久々に訪れたこの宿……。いつのまにか、猫の宿になってました。

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 福島市から西へ吾妻山に向かう道を登っていくと、やがてだんだん道は細い山道となり、そのどん詰まりに木造の古めかしい建物が見えてきます。

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 このアングルだと、ちょっと農家っぽい印象もありますね。

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 奥には明治時代の茅葺き屋根の建物。でもシートが掛けられてます。

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 客室へは、日本秘湯を守る会の提灯が下がった階段を登っていきます。

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 使い込まれた廊下に、襖で仕切られた客室が並んでいます。

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 通されたのは一番手前の客室。二間続きで、広い縁側があります。そういえば前回泊まったのもこの部屋でした。宿のホームページに、「其処は時の止まった別世界のやうで」というキャッチコピーが書かれてますが、まさにその通り、まったく変わってないな〜。

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 窓の外は、吾妻山の美しい樹林が見えます。アルミサッシも使っておらず、昔ながらの木の窓枠。

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 浴室へは、長い渡り廊下を歩いていきます。

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 こちらが浴室です。温もりある木の浴槽。しかしお湯は冷たいです。微温湯温泉(ぬるゆおんせん)という名前の通り。

 温泉初心者だった昔入った時は、えらく冷たいと思った記憶がありますが(風邪ひいてたせいか?)、その後数々の冷泉を経験したいまは、それほどではありません。動かずじっくり入っていると、だんだんとホカホカしてきます。

 奥に沸かし湯がありますが、たいていは蓋が閉まっていて誰も入っていないので、入りづらい雰囲気です。

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 源泉はドバドバと注がれ、掛け流しで湯船からどんどん溢れていきます。お湯は無色透明。ちょっと苦酸っぱいです。

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 温泉分析表です。泉温は31.8度。pH2.9とけっこうな酸性ですね。流出量194l/minというのがすごいです。泉質は「酸性ー含鉄(I,II)ーアルミニウムー硫酸塩温泉」。

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 風呂から出て、出入り口の襖を開けて風を入れ、寝転んでいると……。突然クロネコが侵入。しかも目の前を堂々と横切っていきます。ひょっとしたらこの部屋、普段は猫の部屋か?

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 クロネコくんが、しばらく遊んで帰っていったと思ったら、今度は茶色猫の訪問。

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 猫好きのにゃん子も大興奮。前回きた時は猫なんかいなかったよな〜。

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 お食事は御膳でいただく郷土料理。山菜や煮物が美味しいです。

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 二の膳まであります。こちらは鴨肉の鉄板焼きと、この時期の福島といえばデザートは桃!

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 お腹もくちくなり、次第に夜も更け、携帯も通じないし、そろそろ寝るか……

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 と思ってたら、茶猫が白猫を連れて再訪。こいつら結局翌朝まで、ぽん太とにゃん子の布団の上で寝ていきました。初対面なのにこんなことでいいのでしょうか?

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 朝食も美味しゅうございました。

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 猫ちゃんバイバイ

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2018/09/06

【仏像】国宝・重文の平安仏がいっぱい 勝常寺(福島県湯川村)

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 8月下旬、ぽん太とにゃん子は福島県は会津若松の北にある、勝常寺にいってきました。

 

 

【寺院名】真言宗豊山派 瑠璃光山 勝常寺
【公式サイト】なさそうなので、福島県湯川村のサイトにリンクしておきます。
http://www.vill.yugawa.fukushima.jp/kyouikuiinkai/historic.html
【住所】福島県河沼郡湯川村勝常代舞1764
【拝観日】2018年8月22日
【拝観】要事前連絡。冬季とお盆は拝観できません。拝観料は忘れました。
【仏像】 ◉国宝 ◎重文 △村指定
 ◉木造薬師如来及び両脇侍像
    中尊 割矧造 平安前期 薬師堂安置
    脇侍 ケヤキ 一木造 平安前期 収蔵庫安置
以下、収蔵庫安置
 ◎木造十一面観音立像
 ◎木造地蔵菩薩立像(延命地蔵尊) ケヤキ 一木造 平安前期
 ◎木造聖観音立像 ケヤキ 一木造 平安前期
 ◎木造四天王立像
 ◎木造地蔵菩薩立像(雨降り地蔵尊)ケヤキ 一木造 平安前期
 ◎木造天部立像(伝虚空蔵菩薩蔵) ケヤキ 一木造 平安前期
 △木造徳一菩薩坐像 ケヤキ 一木造 平安前期 写真
 △木造不動明王立像 写真
 △木造十二神将立像 室町初期 写真
中門
  仁王像
【写真】上記の湯川村のページに、国宝・重文の仏様すべての写真があります。

 

 

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 まずは仁王様から。これは素朴滑稽系ですな。藁の腰蓑と、レッグウォーマーを着けれるのがめずらしいです。

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 仁王様がいる中門の屋根は、竹やカヤを縄で縛って組んであります。屋根は現在は銅板ぶきですが、以前は茅葺だったのでしょう。

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 こちらが薬師堂。国宝です。元々は講堂でしたが、現在は薬師堂として、国宝の薬師三尊を安置しております。室町時代初期に再建されたものだそうです。ピンと反り上がった屋根が美しいです。

 薬師如来は、がっしりとして、圧迫感があります。衣紋の堀が深く、衣が両肩や足先にまでかかっていることもあって、体全体が渦巻いているかのようです。翻波式が見て取れます。威厳あるお顔で、目は二重、額が狭く、白毫がありません。肉髻が高く、螺髪が大きめです。舟形の光背も当初のものと言われておりますが、七仏薬師は失われ、ひとつだけ飛天が付いてます。

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 脇侍の日光・月光菩薩は収蔵庫にいらっしゃいます。中尊と対照的で、ほっそり柔らか。おちょぼ口で顎を引いております。

 十一面観音さまは、像高2mを越え、非常の伸びやかな仏様。顔がなぜか小さいです。

 地蔵菩薩立像が二躯あります。延命地蔵尊と呼ばれている方は大きくて伸びやかな像。顔が彫り直されて閉まっているのが残念。
 雨降り地蔵尊の方は、やや身を屈していてお顔が下を向いています。赤子のような表情。胸から腹が朽ちているのは、雨乞いの儀式に使われたからだそうです。

 聖観音は、おへそが出ているのが珍しい。

 天部立像は、貴族の姿が珍しいですが、顔などは手を加えられてしまっているそうです。

 四天王は、小さめながらどっしりとしています。アゴにたっぷり肉を蓄えたお顔がすごい。三躯しか展示されておらず、広目天さまは国立博物館に寄託されているそうです。

 十二神将はキャラは立っているが、動きや迫力に乏しい。徳一菩薩坐像は素朴。

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2018/09/05

【温泉】築100年以上の古民家と美味しいお料理。湯野上温泉 にしきや(福島県南会津郡)(★★★★★)

 8月下旬、ぽん太とにゃん子は、福島県は会津・湯野上温泉の「にしきや」さんに泊まってきました。こちらが公式サイトです。

 

 建物は、築100年を超える古民家。古いところを残したままきれいに改装されております。いわゆる古民家風ではなく、格調高い雰囲気。お風呂は、木の香りがする檜の浴槽に、柔らかい湯野上の湯が源泉掛け流し。お料理も、地元の食材を使いながら、会津塗の小鉢を使ったり、盛り付けも一つひとつ美しく、手が込んでいて美味しいです。これで1泊2食付き8,500円はコスパも最高。文句なしの5点です。

 

 

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 湯野上温泉は、会津若松の南、会津西街道にあるひなびた温泉街。ちょっといい宿があり、ぽん太も何回か訪れたことがあります。

 こちらがにしきやさん。明治中期の建物を改装した建物です。屋根はさすがに茅葺ではなく鉄板葺に変えられております。しっかりと手が入れられています。

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 庭も、石庭や刈り込まれた植木など、手入れが行き届いております。

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 玄関の内部です。

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 こ、これは、螺鈿細工の応接セット?

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 歴史を経て磨き込まれた床です。

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 お部屋もきれいに改装されております。ちゃんと書院の付いた床の間。

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 お茶セットも、夏らしく涼やかです。

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 浴室は、檜風呂と石風呂が、男女入れ替えとなっております。檜風呂はけっこう広々としております。もちろん源泉掛け流し。無色透明・無味無臭の肌にやわからいお湯です。

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 こちらは石風呂です。

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 温泉分析表です。PH8.3の弱アルカリ性。泉温は58度です。泉質は単純温泉になります。

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 夕食です。会津塗の小皿に盛り付けられたお料理は、地元の新鮮な素材を使いながら、一つひとつ手が込んでいます。

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 こちらが夕食のメニューです。こづゆは会津の定番ですね。

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 桜肉の、赤みと炙りです。

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 山菜や、アスパラも、この通り。

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 しんごろうとつと豆腐の田楽。しんごろうは会津の郷土料理で、ご飯を半つきにして丸めたものを串に刺し、じゅうねん(エゴマ)味噌を塗って焼いたものだそうです。つと豆腐も郷土料理で、固くしまってスが入ったみたいな豆腐。豆腐をワラなどで固く巻き、塩をいれたお湯で煮込んで作るんだそうです。どちらも美味しゅうございました。

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 ウォーターサーバーも、レトロで涼しげです。

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 朝食も、お味も盛り付けも素敵でした。

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2018/09/04

【登山】山頂はトンボだらけ。風力登山口(林道口)から二岐山

 これまで登ったことがない二岐山に行ってきました。ルートはもちろん最短コース

 

 

【山名】二岐山(1544m)
【山域】東北(その他)
【日程】2019年8月21日(日帰り)
【メンバー】ぽん太、にゃん子
【天候】晴れ
【ルート】風力登山口(林道口)10:35…12:20女岳…13:08二岐山(男岳)13:20…14:44風力登山口(林道口)


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大きな地図や3D地図は、ヤマレコの山行記録をご覧ください。
 【マイカー登山情報】風力登山口(二股山林道口)は、路肩に3台の駐車スペースあり。
二岐山林道口駐車場|登山口ナビ

 

 

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 登りはじめに木の鳥居が。「二岐明神」と書いてあります。信仰の山だったんでしょうか。

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 緑がとっても美しいです。

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 途中、祠がありました。碑文は読めず、何の祠かは不明。

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 女岳山頂。

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 風力発電が見えました。

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 女岳を振り返る。

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 こちらは男岳。

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 男岳山頂。

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 南方向の展望。旭岳の向こうに三本槍。

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 北の方にはたぶん磐梯山。

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 とにかくトンボがいっぱいいました。指を伸ばしているととまってきます。

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 こちらは膝の上でなぜか逆立ち。お見事!

 

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2018/09/03

【温泉】岩瀬湯本温泉 分家(福島県天栄村)(★★★★)

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 福島県にある岩瀬湯本温泉は、かつてはつげ義春も愛した、茅葺の宿が残る小さな温泉。源泉亭湯口屋は以前に泊まったことがあるので、こんかいはもう一つの茅葺屋根の宿、「分家」におせわになりました。こちらが公式サイトです。

 

 湯口屋の方は古いものをそのまま保っている感じですが、分家の方は、古いものを大切にしながらも新しいものを取り入れ、アメニティを高めている感じ。お部屋も古い建具を生かしながらもキレイでした。お風呂は、心落ち着く檜の浴槽。自然湧出のお湯を源泉掛け流し。お食事は、地元の素材を使った家庭料理ですが、山菜の天ぷらが、ちょっと食べ慣れないものが混ざっていて良かったです。ぽん太の評価は堂々の4点。

 

 

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 こちらが玄関の内部。雰囲気がありますね。

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 お部屋はこちら。昔の漆塗りの建具などを使いながら、きれいに改装してあります。

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 お風呂は総檜造り。こちらも、ちょっと朽ちた歴史ある木材と、新しい木材がまざってます。
 お湯は微かに白く濁っており、味はちょっと塩っぱくて鉄っぽいです。灰色とオレンジの小さな湯の花が少量舞ってます。もちろん源泉掛け流し。

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 温泉分析書です。泉温49.5度、泉質は「ナトリウム・カルシウムー塩化物温泉」です。

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 食事は美味しい家庭的な料理。福島県は酒どころ。地酒は欠かせません。大好きな花泉が入った飲み比べセットを頼みました。イワナの塩焼きも、ぽん太が好きな水分を飛ばして焼いたタイプ。

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 天ぷらは揚げたてで次々と運ばれてきます。いわゆる山菜ですが、季節は夏。クワ、ヨモギ、クズ、アカツメクサ、オカノリなど、あまり食べたことのない山菜天ぷらをいただけました。

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朝食も美味しゅうございました。

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