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2018/11/24

【歌舞伎】長三郎くんのフリーダムな演技が可愛い 2018年11月平成中村座昼の部

 平成中村座の昼の部を観に行ってきました。勘九郎の息子の長三郎くんが大活躍でした。

 「実盛物語」の太郎吉役で長三郎くんが登場。花道から出てきたときから満面の笑顔。照れてるのかしら。セリフや演技もしっかり。他の役者さんの演技の間、じっとしているのもできてました。見得も可愛らしかったです。最後に馬の前に乗せてもらった時は、本当にうれしそうな顔をしてました。
 太郎吉がお産を覗こうとして実盛にたしなめられる場面。以前に見た仁左衛門は、おじいちゃんが可愛い孫を相手にしている感じでしたが、今回の勘九郎は利かん坊の息子を叱ってる感じで、頭をペンと叩いてました。叩かれた長三郎くんが嬉しそうにしてて微笑ましかったです。
 中に勘三郎が絶対入っているとぽん太が信じている長三郎くん、将来が楽しみです。
 勘九郎の実盛も、美しくまっすぐで大きくて、長三郎くんに負けず良かったです。

 続いて「近江のお兼」では、七之助が華麗に晒を振って舞いました。

 最後の「狐狸狐狸ばなし」では、扇雀が大奮闘。大笑いしました。関西弁のリズムや間がよくて、芝居を面白くしてました。毒鍋で死ぬ場面では見事なムーンウォークまで繰り出しました。立派なコメディアンですhappy01
 おきわの七之助、重善の芝翫、牛娘の亀蔵など、皆しっかりした芝居。
 又市役の役者さん、ぽん太は見覚えがなくって、女の子みたいな可愛い顔でした。なんと扇雀の息子の虎之介とのこと。父親に負けずに弾けてました。「変な声出ちゃった」がおかしかったです。こんどちゃんとした役でも見てみたいです。
 で、大笑いだったんだけど、ちょっと差別的な表現があるのが気になりました。北條秀司が「狐狸狐狸ばなし」を書いたのは昭和36年(1961)とのこと。まあ、テレビじゃないんだし、歌舞伎といえば昔から「悪所」なんだから固いこと言わずに、という意見もあるかもしれませんが、タヌキの精神科医のぽん太としては、ちょっと表現を変えてもいいかと思いました。
 
 中村座、昔の芝居小屋の雰囲気でホントに楽しい。出演者もみなサービス満点だし。勘三郎の意思を継いで、ぜひ今後も続けて欲しいです。


平成中村座 十一月大歌舞伎
  十八世 中村勘三郎七回忌追善

平成中村座
平成30年11月21日

公式サイト(歌舞伎美人)

昼の部

  源平布引滝
一、実盛物語(さねもりものがたり)

斎藤実盛 中村 勘九郎
小万 中村 児太郎
伜太郎吉 中村 長三郎
九郎助 中村 勘之丞
女房小よし 中村 梅花
御台葵御前 坂東 新悟
瀬尾十郎 片岡 亀蔵


二、近江のお兼(おうみのおかね)

近江のお兼 中村 七之助

  北條秀司 作・演出
  奈河彰輔 演出
  江戸みやげ
三、狐狸狐狸ばなし(こりこりばなし)

伊之助 中村 扇雀
おきわ 中村 七之助
雇人又市 中村 虎之介
近所の女おいね 中村 梅花
博奕打ち福造 中村 福之助
おそめ 片岡 亀蔵
重善 中村 芝翫

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