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2018/12/15

【仏像】阿弥陀如来坐像(甲賀三大佛)十楽寺@滋賀県甲賀市

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 櫟野寺を拝観したところ、置いてあったパンフレットで「甲賀三大佛」というものがあることを知り、ついでに巡ることにしました。甲賀市観光ガイドのページをご覧ください。
 三大仏とは、櫟野寺の薬師如来、十楽寺の阿弥陀如来、大池寺の釈迦如来です。昔から言われていたものではなく、近年観光スポットとして新たに作られたもののようで、十楽寺で解説してくれたお姉さんが、つい最近までは観光客がお参りに来るような寺ではなかったとおっしゃってました。
 しかし実際に行ってみると、とってもすばらしい仏さまで、多くの人が参拝する価値があると思いました。


【寺院名】浄土宗 清浄山二尊院 十楽寺(じゅうらくじ)
【公式サイト】・十楽寺ホームページ
【住所】滋賀県甲賀市土山町山中351
【拝観日】2018年11月13日
【拝観】拝観料500円。
【仏像】 △市指定
  本尊丈六阿弥陀如来 像高278cm 江戸時代前期
△ 本尊阿弥陀如来坐像 像高89.5cm 平安時代後期
  救世観世音菩薩 像高69cm 南北朝以後
△ 十一面観世音菩薩 像高217cm 平安時代
  十一面千手観世音菩薩 像高202cm 鎌倉時代
△ 摩耶夫人像 像高86cm 室町時代
  裸形阿弥陀如来

  釈迦誕生仏
  薬師如来
  毘沙門天像


 まずは冒頭の写真の、本尊丈六阿弥陀如来。丈六ということで大きく存在感があります。仏具に囲まれれていて、ちょっと全体は見にくいです。江戸時代の作ですが、俗っぽさがなくて、すっきりとした品の良いお姿です。

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 続いて本尊阿弥陀如来坐像。こちらは像高約90cmと小さめですが、平安時代後期の作とのこと。お寺のパンフレットやWikipedia(参考文献が十楽寺パンフレットになってますが)には重要文化財と書いてありますが、国指定文化財等データベースにも出てないし、違うんじゃないかな?ちなみに十楽寺ホームページには市指定文化財になっており、こちらの甲賀市の文化財一覧 - 甲賀市でも、市指定になってます。
 てなことはさておき、これまたとても良い仏さまです。ふっくらしたお顔で、ちょっと笑みを浮かべております。体つきもふっくらしてますね。衣紋の彫りは浅めですが、様式的にならず自然な感じです。

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 こちらは救世聖観世音菩薩さま。像高約70cmとさらに小さめ。南北朝以降の作だそうですが、これも古風な感じのいい仏様ですね。体はほっそり。脚の部分の衣紋の流れは複雑で、室町以降の感じですね。切れ長の三日月型の目。口もとはすぼめています。

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 十一面観世音菩薩です。像高は2mちょっとと大きめ。市指定の立派な平安仏です。非常に整ったお姿です。

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 鎌倉時代の十一面千手観世音菩薩です。こちらも像高約2m。

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 お顔にマスクの線がついてます。痛みが激しいのが残念ですね。

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 室町時代の摩耶夫人像です。摩耶夫人は、ブッダのお母さんですね。

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 拡大すると、脇の下からブッダがお生まれになっているのが見えます。

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 これは珍しい!裸の阿弥陀さまです。ぽん太は初めてお目にかかりました。
 解説では、裸の像に、本物の布の法衣を着せるようにしたものだとのことでした。

 裸形阿弥陀は珍しいものだそうです。ぐぐってみると、奈良県桜井市璉珹寺(女人裸形阿弥陀仏)、埼玉県久喜市常観堂、京都市転法輪寺、奈良国立博物館、滋賀県大津市浄光寺、埼玉県白岡市興善寺などが見つかりました。縁があったら拝んでみたいです。

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