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2019/03/07

【仏像】十一面観音さまに再開 渡岸寺(滋賀県)

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Wikipediaよりパブリック・ドメインの写真

 久しぶりに、渡岸寺の十一面観音さまにお会いしてきました。
 前回は3年前で(《【長浜市の仏像(2)】十一面観音立像・木造持国天/多聞天立像@石道寺、十一面観音立像@渡岸寺》)、とっても美しくお優しい仏さまだな〜という印象でしたが、この間にぽん太もいろいろな仏さまにお会いし、前回とは違うところも見えるようになりましした。

 

【寺院名】渡岸寺(どうがんじ)観音堂(向源寺)
【公式サイト】渡岸寺の公式サイトはありません。
 ・渡岸寺観音堂(向源寺) | 滋賀県観光情報[公式観光サイト]
【住所】滋賀県長浜市高月町渡岸寺50
【拝観日】2019年2月27日
【拝観】常時可、拝観料500円
【仏像】 ◉国宝 ◎重要文化財 ●県指定
◉十一面観世音菩薩立像 ヒノキ 一木造 像高1.95m 平安初期
◎大日如来(胎蔵界)坐像 木彫 像高1.485m
●阿弥陀如来座像 木彫 像高1.38m
●十一面観世音菩薩立像 木彫 像高1.38m
●仁王様立像 木彫 zoukou1.94m

 破損仏像破片
【画像】
湖北「渡岸寺観音堂(向源寺)」Vol.2|夢違い - 大日如来、県指定十一面観音、阿弥陀如来



 やはり最初に目に映るのは、その優美なお姿です。全身のプロポーションがとれていて、腰を強く左にひねり、右足をゆったりと踏み出しており、動きが感じられます。後ろから見ると、ウェストがとても細く、しかも骨盤が前から見るよりもっと傾いているのがわかります。色っぽくて、後ろから抱きつきたくなります。これは絶対女性ですな。横から見ると、お尻の前後幅はけっこう厚いです。
 平安初期に造られたと考えられているそうで、衣紋に翻波式も見て取れます。しかし平安初期にしては、とても肉感的で、動きが感じられます。そう思って見ると、いろいろ不思議なところが見えてきて、耳璫(じとう)と呼ばれる耳飾りをつけていたり、頂上面が如来相ではなく菩薩相だったり、耳の後ろに大きな面があったりします。なによりも、伏し目がちで笑みをたたえたお顔がとてもエキゾチックで、インドっぽい感じがします。渡来系の仏師が作ったのではないかと言われる所以でしょう。
 いずれにせよ、誰がいつ頃作ったのかも、どうゆう来歴なのかもわからないこの仏さまが、現在に到るまで多くの人々に感動を与え、そうして国宝に指定されてここにあるということが、奇跡としか言いようがありません。

 大日如来坐像は、どっしりとしたお姿。大日如来は、智拳印を結んだ金剛界の像が多いですが、法界定印を結んだ胎蔵界の像であるのが珍しいです。

 阿弥陀如来さまは、背筋を伸ばしてすらっとしております。

 厨子に納められた40センチの県指定の十一面観音さまは、丸顔で、ちょっとすましたおじさんみたいなお顔。衣服に截金細工が施してあって、とても美しい。左手と足が黒いのは修理の結果だそうです。

 そのほか、像や獅子、不動明王坐像などがありました。

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