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2019/12/12

【文楽】熊谷陣屋は歌舞伎の方が面白いかな「一谷嫩軍記」2019年12月国立劇場小劇場

 12月の国立劇場文楽は、一谷嫩軍記の通しで、陣門から熊谷陣屋まで。
 文楽では、以前に陣門から組討までは観たことがあるので(2016年9月)、熊谷桜・熊谷陣屋が初めてです。

 し、しかし、熊谷陣屋に関しては、やはり文楽より歌舞伎の方が面白いかな〜。歌舞伎の工夫の、最後の花道での熊谷直実のシーンが素晴らしすぎます。
 直実が「実は傷を負ったと抱えて運び出したのが敦盛様で、そのあと須磨浦で斬ったのが小次郎だ」と、すり替えの解説をするのも、こんかい文楽で初めて聞きました。

 文楽トップレベルの人たちが出ていなかったのも、ちょっと物足りなく感じた原因かもしれません。

 太夫さんでは、織太夫の熊谷陣屋の前が、陣屋で起きる緊迫したドラマを力強く語っておりました。
 人形では、勘彌の相模が風格ある抑制した演技の中に深い心情を漂わせ、また息絶えんとする玉織姫を、簑紫郎自身がゆらりゆらりと体を揺らして好演しておりました。目の見えなくなった玉織姫が、小次郎の首を敦盛と信じて抱きながらのくどきは、涙を誘いました。



一谷嫩軍記

2019年12月
国立劇場 小劇場


陣門の段
  小次郎  咲寿太夫
  平山   小住太夫
  熊谷   亘太夫
  軍兵   碩太夫
       宗助
須磨浦の段
       希太夫
       勝平
組討の段
       睦太夫
       清友
熊谷桜の段
       芳穂太夫
       藤蔵
熊谷陣屋の段
  前    織太夫
       燕三
  後    靖太夫
       錦糸

熊谷小次郎直家(無官太夫敦盛) 一輔
平山武者所   玉翔
熊谷次郎直実  玉助
玉織姫     簑紫郎
遠見の敦盛   簑之
遠見の熊谷   和馬
妻相模     勘彌
堤軍次     玉誉
藤の局     簑二郎
梶原平次景高  紋吉
石屋弥陀六実は弥平兵衛宗清 文司
源義経     玉佳
軍兵      大ぜい
百姓      大ぜい
奴       大ぜい

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