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2019/12/29

【クラシック】グイグイ押してくシモーネ・ヤングの「第九」NHK交響楽団

 今年の第九はどれにしようかな〜。やっぱり日本のオケではN響が一番なんだろうけど、ばかでかいNHKホールは嫌だしな〜。などど考えていたら、サントリーホールのN響の第九があるじゃないですか。しかも指揮者は美人のお姉さん。これにしてみよ〜っと。

 とはいえ、ラトル/ベルリンフィルの第九を聴いてしまったぽん太。そんじょそこらの演奏ではもう満足できないと思っていのですが、なかなかどうして素晴らしい演奏で、ちょっと感動しました。

 まずは、パイプオルガンの小品を何曲か。ちょっと変わった趣向だけど、クリスマスっぽくでこれはこれでいいな。目をつぶって、オルガンの響きを堪能しました。


 休憩をはさんでいよいよ第九。シモーネ・ヤングはなかなかの長身。足は細くて長いけど、胴体はぶっとくでボリュームがあるという、外人女性体型。美人指揮者というよりは、迫力あるオバサン風。最初から最後まで両腕をブンブンと振り回し続け、とってもパワフル。
 細かいニュアンスを引き出したり、各パートのバランスを整えたりという指揮ぶりではなく、オケ全体でぐいぐい押してく感じ。もちろんダナミクスや速度の変化は工夫が感じられます。
 第三楽章では、第一主題はゆっくりめのテンポで、弦楽合奏がキラキラ光る天国的に美しい演奏。一転して第二主題はちょっと速めのテンポで、ワルツのようにも聞こえる生き生きとした音楽を奏で、見事な対比をみせてくれました。
 しかしいわゆる精神性には欠けるようで、金管のファンファーレのくだりを夢から目覚めさせる神の警告のように重々しく演奏する指揮者もいますが、シモーネ・ヤングは単なる「音楽」としてあっさり流してました。このまえ聴いたゲルギエフの悲愴とは対照的ですネ。
 圧巻は、独唱と合唱による歓喜の歌の最後の合唱によるGott。ベートーヴェンの指示がデクレッシェンドだという説もあるなか、Gottの後半を思いっきりクレッシェンドしてみせました。これにはぽん太もシビれたぜ。
 ヤングの合唱の指揮ぶりがとても見事だった気がします。歌劇場で鍛えてきたせいでしょうか。

 対する東京オペラシンガーズも声量豊かで、少人数なのに声ががんがん響いてくるし、細かいニュアンスの表現などとても素晴らしかったです。

 席がオケの横だったので、独唱の歌声はあまりよくわかりませんでした。

 楽譜は、プログラムに書いてあったように、新ベーレンライター版。第二楽章の反復は一部省略でした。

 N響は、さすがにうまかったです。聴き応えがありました。日本のオケの第九で感動したのは久しぶり
。ありがとうございました。




N響第九 Special Concert

2019年12月26日(木) 19:00開演
サントリーホール 大ホール

サントリーホールの公演案内

出演
   指揮:シモーネ・ヤング
   ソプラノ:マリア・ベングトソン
   メゾソプラノ:清水華澄
   テノール:ニコライ・シュコフ
   バス・バリトン:ルカ・ピサローニ
   東京オペラシンガーズ
   NHK交響楽団
   オルガン:勝山雅世
曲目
   ヘンデル:『音楽時計のための小品集』より 
    -「天使の飛行のためのヴォランタリー」 ハ長調 HWV600
    - ジーグ ハ長調 HWV589
   アルビノーニ:アダージョ (原曲:オーボエ協奏曲 ニ短調 Op.9-2-第2楽章)
   J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ト長調 BWV541
   ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 Op.125 「合唱つき」

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