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2019/12/17

【仏像】国重文の三観音特別公開 當間寺西南院(奈良県葛城市)

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 奈良県は當麻寺の塔頭・西南院で、国重文の三観音が特別公開されていると聞き、行って来ました。



【寺院名】當麻寺(たいまでら)塔頭 真言宗 西南院(さいないん)
【公式サイト】・http://taimadera-sainain.or.jp/sainain.html
【住所】奈良県葛城市當麻1263
【拝観日】2019年11月27日
【拝観】三観音が公開される特別拝観は400円。通常は300円
【仏像】◎重要文化財
◎御本尊十一面観音菩薩(木造十一面観音立像) 弘仁時代 お姿1 お姿2
◎聖観音菩薩(木造聖観音立像) 弘仁時代 お姿
◎千手観音菩薩(木造千手観音立像) 藤原時代 お姿
阿弥陀如来、大黒天、地蔵菩薩、飛行役行者、馬頭観音、中将姫、文殊菩薩、弘法大師、不動明王、十二天、愛染明王、聖天(歓喜天)



 西南院は、當麻寺の本堂(曼荼羅堂)に向かって左後ろにあります。本堂は、重文の仏さまたちを収蔵するため、新しく造られた感じの建物です。

 中央に十一面観音、向かって右に聖観音、左に千手観音が祀られております。また、裏手に回ると、たくさんの様々な仏様が安置されております。

 中央の十一面観音さまが洗練されたお姿です。平安前期の作で、腰をひねったりせずに、両足を揃えてゆったりと立っています。スマートでプロポーションがいいです。こんなに足が長い仏さまは初めてかも。少しふっくらしたお顔は、平安後期の眠たそうなお顔でも、鎌倉時代の写実的なお顔でもなく、神秘的で複雑な表情を浮かべています。
 ただ、下げた右手で錫杖を持っているところがちょっと不自然で、強引に長谷寺式のお姿にした印象があるのがちょっと残念です。

 聖観音さまは、十一面観音とは作風が違っていて、ちょっとずんどうで、全体に肉感的。腰を少しひねってますが、両足はそろっています。素朴で心が和むお姿です。
 千手面観音さまは、本当に千本の手を備えた、いわゆる「真数千手」。多くの手とバランスをとるためか、体感はどっしりとしております。でも、実際に千の手を持ちながら、すっきりして優雅であるあたりは、さすが平安後期の仏像です。

 三観音の背後には、多くの仏像が安置されておりましたが、細かいところはもう忘れてしまいました。

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