【仏像】有名な弥勒菩薩半跏思惟像だけじゃない! 広隆寺(京都市)
新霊宝殿という大きな建物のなかに、非常に多くの仏像が安置されています。照明はかなり暗いです。中央には例の国宝・弥勒菩薩半跏思惟像が……。前に見たとき、こんな環境だっかな? 新霊宝殿の建設は1982年とのことなので、前に見たときは(旧)霊宝殿だったのかも。
残念なことに、安置されている仏像のリストみたいなものはもらえませんでした。広隆寺は、公式サイトもないみたいだし。ググってみたけど、ネット上にもなし。拝観してからすでに2ヶ月、何をみたのかよく覚えてません。 国宝・重文は、Wikipediaに一応書いてあったので再構成してみました。
【公式サイト】なし
【住所】京都府京都市右京区太秦蜂岡町32
【拝観日】2019年11月4日
【拝観】毎日拝観可。拝観料:境内無料、霊宝館は800円
【仏像】⦿国宝 ◎重要文化財
新霊宝殿
⦿木造弥勒菩薩半跏像 アカマツ材 一木造 像高123.3cm 7世紀 お姿
⦿木造弥勒菩薩 半跏像(泣き弥勒) 楠材 像高90cm 7世紀末〜8世紀 お姿
⦿木造不空羂索観音立像 像高313.6cm 奈良末期〜平安初期 お姿
⦿木造十二神将立像 像高113~123cm 平安時代 お姿
◎塑造弥勒仏坐像 奈良時代
◎木造大日如来坐像 像高95.5cm 平安時代
◎木造大日如来坐像 像高74.5cm 平安時代
◎木造阿弥陀如来立像 平安時代
◎木造五髻文殊菩薩坐像 平安時代
◎木造聖観音立像 平安時代
◎木造千手観音坐像 平安時代
◎木造如意輪観音半跏像 平安時代
◎木造日光・月光菩薩立像 平安時代
◎木造地蔵菩薩立像(埋木地蔵) 平安時代
◎木造菩薩立像 平安時代
◎木造不動明王坐像 平安時代
◎木造毘沙門天立像 平安時代
◎木造持国天・増長天・広目天立像 平安時代
◎木造多聞天立像 平安時代
◎木造吉祥天立像 像高184.5cm 平安時代
◎木造吉祥天立像 像高168.0cm 平安時代
◎木造吉祥天立像 像高164.6cm 平安時代
◎木造吉祥天立像 像高142.2cm 平安時代
◎木造吉祥天立像 像高106.8cm 平安時代
◎木造聖徳太子半跏像 鎌倉時代
◎木造蔵王権現立像 像高100.4cm 平安時代
◎木造蔵王権現立像 像高96.4cm 平安時代
◎木造神像(伝秦河勝像) 平安時代
◎木造女神(にょしん)坐像(伝秦河勝夫人像) 平安時代
講堂
⦿木造阿弥陀如来坐像 桧材 像高261.5cm 平安時代 お姿
◎木造虚空菩薩坐像 平安時代
あまりに多くて覚えてないので、国宝のみ感想を。
まずは有名な弥勒菩薩半跏思惟像。お会いするのは何十年ぶりかしら。いろいろと仏像を見るようになった今においても、やっぱり素晴らしいお姿です。ほっそりとした身体。優しいお顔。ぜんたいに優しくゆったりとした印象。この飛鳥・白鳳時代にだけ生み出された美で、その後現在に至るまでの長い仏像の歴史の中で、二度とこのような形象は生み出されませんでした。いつまで見ていても見飽きることがありません。
千手観音さまも、3メーター弱の大きな仏さま。ただ不空羂索観音に比べると少し時代が下った感じで、お顔もちょっと類型的で、裳(スカート)の襞もきっちり翻波式で類型的です。
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