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ED12(ムサシノモデル、HOゲージ)を作ってみた

 ムサシノモデルのED12(HOゲージ)が完成いたしました。
 買ったのはいつだか記憶なし。数年前にハンダ付けまで終えて放置してあったのを、こんかい色を塗って仕上げました。

PC040004 ED12はスイスのブラウン・ボーベリ社(Brown Boveri)から輸入された電気機関車です。形態は異彩を放っており、細くしぼった運転室、長いひさし、ひさしにちょこんとつり下がったヘッドライト、大きな車輪、屋根上に担いだ2本の大きなエアータンクなどが特徴です。
 車輪が大きい理由ですが、久保敏他『電気機関車展望1』(交友社、1986年、絶版?)によると、通常は片側にある主電動機(モーター)の歯車が、ED12では両側に取り付けられているのだそうです。そのため主電動機の長さが短くなる分、直径が大きくなってしまいます。その大きい主電動機を納めるため、車輪の直径を大きくせざるをえないのだそうです。同書に収められた土田宗一の真横から撮った写真を見ると、車輪と車輪のあいだに主電動機が見えますが、ムサシノモデルのキットはこのシルエットもモデル化してあります。
PC040017 1924年の東海道線の電化にむけて各国より電気機関車がサンプル的に輸入されましたが、この電気機関車もそのひとつだそうです。1923年(大正12年)にブラウン・ボーベリ社で1020形として製造されたものを、2両輸入しました。
 ED12-1は1936年2月10日、国府津で西尾克三郎が撮った写真が前掲書に収められており、これが今回作ったムサシノモデルの模型のプロトタイプとなっています。側面に交互に並んでいた窓とベンチレーターが窓に改造され、両端は当初と異なる形のベンチレーターがはめ込まれています。1948年11月に廃車となって西武鉄道に払い下げられ、E51として長く使われたのち、1976年に動輪のスポークにひびが入ったため廃車になっています。
 ED12-2は1949年3月に廃車となって同じく西武鉄道に払い下げられてE52となりました。1986年まで現役で活躍しましたが廃車となり、その後は横瀬駅で保存されています。
 色は当初は黒で、しばらくして濃い茶色になったそうですが、その年代はわかりません。特異な形態の真黒い電気機関車もおもしろそうだったので、ぽん太は黒く塗ってみました(写真では茶色っぽく写っていますが)。

ED121
 1923年、1020として新製
 1928年、ED121に形式変更
 1948年11月、廃車
 1950年、西武鉄道E51となる
 1976年、廃車

ED122
 1923年、1021として新製
 1928年、ED122に形式変更
 1949年3月、廃車
 1950年、西武鉄道E52となる
 1986年、廃車となり、横瀬に保存

参考リンク
http://jnr.site.ne.jp/weekly/htm/e52.htm2001年10月8日に横瀬で撮影したE52のカラー写真。
http://www.hobidas.com/blog/rail/photo/archives/2005/12/ed12.html1969年4月25日に所沢で撮ったE52の白黒写真。
http://hokuso.com/meiki/html-meiki-el-02.html1976年1月、石神井公園駅で撮影したE52の白黒写真。

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