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2017/09/07

【演劇】痛ましいアル中共依存夫婦がつかむハッピーエンド 「喝采」加藤健一事務所

 以前に牛先生がぽん太に勧めていた「加藤健一事務所」の芝居を観てきました。演目は「喝采」です。

 下北沢の本多劇場に足を踏みいれたのは何十年ぶりでしょうか。なつかし〜な〜。こんなに小さかったっけ。ぽん太が大きくなったのか? んなわけないhappy01

 ちょっとふっくらした竹下景子さんを久々に見れて嬉しかったです。加藤健一以下、みな芝居がうまいですね〜。大和田伸也のバスのきいた声も、芝居に彩りを与えてました。

 上演時間は、休憩15分をはさんで2時間40分の長丁場。
 前半は、かつての名優・現在はアル中のダメダメ男のフランク(加藤健一)と、なんとか彼が自信を取り戻して立ち直れるようにと甲斐甲斐しく尽くす妻のジョージー、フランクの嘘を信じ込んでジョージーがフランクをダメにしていると思い込んでいる演出家のバーニーの、3人のやりとりが中心。
 なんか典型的なアル中の家庭というか、教科書に載っているようなどろどろの共依存の関係を見ているようで、精神科医のぽん太にはちょっと疎ましかったです。なんか、休日にまでこんなの見たくない。

 後半はちょっと笑いも織り込んだりして、最後はフランクがブロードウェイで喝采をあびるというハッピーエンド。
 まあ、結果としてうまくいったからいいけど、普通はフランクとジョージーはずるずると滑り落ちていって、最後には離婚というパターンだよな〜などと思いました。

 しかし舞台としてはとっても楽しめました。繰り返しになるけど一人ひとりの俳優さんの演技が素晴らしかったです。ぽん太が普段見ている野田秀樹の芝居とはまったく異なるセリフ劇で、世の中にはいろいろな芸術活動をしているひとたちがいて、それぞれにファンがついてるんだな〜などと思いました。

 ストーリーとしては、前半はバーニーの視点からジョージーを悪者に描いておいて、後半で「実ハ」にしたら盛り上がるんじゃないかと思いましたが、歌舞伎の見過ぎか?
 実際は、フランクのために尽くしているのに、フランクの嘘を信じたバーニーに悪者扱いされるジョージーの気持ちが見所になるんでしょうけど、だとするとジョージー役の竹下景子はちょっと優しすぎたか。もっと暗さもある女優さんがよかったのかもしれません。

 ぽん太はジョージーの振る舞いを、フランクとの「共依存」における「アル中の妻」と感じたのですが、にゃん子から見ると、「夫のために献身的に尽くす妻のおかげで、ようやく幸せを得られた」と受け止めているようでした。見る人によって受け止め方はさまざまですね。

 ぽん太としては、演劇において「共依存」が描かれていることに興味を感じたので、作者のクリフォード・オデッツについてウィキペディアで調べて見ると、クリフォード・オデッツ(Clifford Odets、1906年 - 1963年)は、アメリカ合衆国のユダヤ人劇作家。スタニフラフスキー・システムを取り入れた進歩的俳優集団のグループ・シアターに参加。1934年にはアメリカ共産党に加わり、劇作家に転じて社会主義的の作品を発表。
 をを、なんとフランシス・ファーマーと一時不倫関係にあったと書いている。映画『女優フランシス』の主人公の、精神障害になってロボトミーをされたとかされてないとかいう女優ですね。年代を見比べると、精神医療施設に強制収容される以前のようですね。

 こんかいの舞台の原作は、1950年に初演されたThe Country Girl。1954年に同じタイトルで映画化され、グレイス・ケリーがジョージーを演じて評判になったようです。この映画が日本で公開された時のタイトルが「喝采」だったんですね。

 ところで、アルコール依存症の医療の歴史ってどうなってるんでしょう。共依存やアルコール依存者の妻といった概念はいつ頃確立したのでしょうか。ぽん太は残念ながらよく知りません。ぐぐってみると、AA(アルコール・アノニマス)は1935年にアメリカでできたようですね。そのうちアルコール依存症治療の歴史をみちくさしてみたいと思います。

 そういえばフランシス・ファーマーは、オデッツと不倫関係にあった少し後から、ひょとしたら同じ頃から、酒に溺れていったわけで、「喝采」が作られた1950年は奇しくもファーマーが精神医療施設から7年ぶりに退院した年。この劇のテーマとなんらかの関係があるかもしれません。
 


加藤健一事務所 vol.99
「喝采」

「喝采」加藤健一事務所公演情報

作:クリフォード・オデッツ
訳:小田島恒志、小田島則子
演出:松本祐子

下北沢・本多劇場

加藤健一
竹下景子
浅野雅博(文学座)
林次樹(Pカンパニー)
寺田みなみ
山路和宏(青年座)
大和田伸也

美術 乘峯雅寛
照明 古宮俊昭
音響 青蔭佳代
衣裳 竹原典子
ヘアメイク 馮啓孝
舞台監督 笹原久義

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2017/08/25

【バレエ】中身のぎっしり詰まった贈り物 《ルグリ・ガラ〜運命のバレエダンサー〜》 Bプログラム

 日本のバレエファンに愛され続けるマニュエル・ルグリ。今回の舞台は、芸術監督を務めるウィーン国立バレエ団に加え、英国ロイヤルのヌニュス、ムンタギロフ、ボリショイのスミルノワ、チュージン、そしてパリオペ元エトワルのゲランや、盟友のパトリック・ド・バナ、スペインのエレナ・マルティンなど、若手から錚々たる面々までを率いてのガラ公演でした。
 しかも全部で16演目。いつもより早い18:30開演で、一回の休憩を挟んで、終了が22:00!見応えがありました。ほとんど寝ずにhappy01見ることができました。

 まずはしばらくルグリと仲間たちの練習風景やステージの動画が流れてから、公演が始まります。一つひとつの演目の前に、プロジェクターで演目やダンサーの案内が表示されるという仕組み。普通は公演が始まると暗くてチラシが見えないので、何て演目で誰が踊ってるのかわからくなったりすることが多いので、ありがたいです。ただ、演目案内のときの打楽器を使った激しい音楽は、なんだか格闘技のイベントの選手紹介みたいで、ちょっと違和感を持ちました。

 さて、感想ですが……ううう、演目が多すぎて、ひとつ一つをよく覚えてないweep。印象だけを書きます。

 『エスメラルダ』は、ナターシャ・マイヤーがとっても顔が小さくて、キュートでした。

 『I have been kissed by you...』は、幕が開くと、恰幅のいい怖〜いオバさんが、ゴージャスな衣装を着てポーズをとってます。初めて見ましたが、この人がエレナ・マルティンとのこと。しばらくすると、スカートの裾から手がニュ〜っと伸びて来て、バナがあわられるという趣向。あまり踊りらしい踊りはなく、バナが舞台とオケピの境に腰掛けたり。そのうちオケピの方に降りようとし始めたのでびっくりしたら、ちゃんと蓋がしてあった様子。当たり前か。天井からいくつもの椅子が吊り下げられたセットも悪くなかったです。
 切れ目なく『...Insede the Labyrinth of Sollitude』に移行。ダンサーはジェロー・ウィリック。怪我のため来日できなくなったダヴィデ・ダトの代役ですが、これがとってもよかった。体がよく動いて踊りそのものもうまかったけれど、勢いと若々しさが感じられました。何回も続いたカーテンコールは、「代役お疲れさん」という意味ではなく、すばらしい踊りに感動してのものだったと思います。ぽん太が彼の踊りを見るのは初めて。今後が期待できます。
 バナの振り付けもよかった。なんかドラマというか、物語性が出てきましたね。

 『海賊』はルグリの振り付け。会場の入り口でもらったチラシの中に、来年ウィーン国立バレエがルグリ版「海賊」全幕をやるという情報がありました。見に行きたいです。本日は第2幕のアダージョで、例の有名なやつではないので、元々の振り付けがどうだったかよくわからず、比較ができませんでした。
 ポラコワは東洋っぽい体の動きもあって良かったですが、チェリェヴィチコと間が合わなかったのか、ちょっとリフトがもたついてる気がしました。

 『Whirling』は黒い衣装で踊ったやつだっけ、悪くはなかった気がするけど、あまり覚えてにゃい。

 『Movements of the soul』を自ら振り付けて踊ったニキーシャ・フォゴは、ちょっと黒人の血が入った感じですが、ぐぐってみるとスウェーデンの生まれらしい。ぽん太は初めて見ました。キュートでコミカルな振り付けが、彼女の雰囲気に似合ってました。

 『ジゼル』はヌニュス、ムンタギロフの英国ロイヤル・ペア。ヌニュスのジゼルは、非人間的な妖精という感じではなく、深い悲しみを抱いているように見えました。

 ついでスミルノワ、チュージンのボリショイ・ペアによる『ファラオの娘』。これはもう落ち着いて見てられますな。

 第一部の〆はゲランとルグリの『ランデヴー』。よくわかりませんが、昔の恋人同士の久々の出会い、みたいなローラン・プティらしい悲哀とペーソスを感じる踊り。ゲランとルグリ、素晴らしとしか言いようがありません。この表現力は、歳をとって衰えるどころか、ますます円熟味を増している感じ。

 『タランテラ』はフォゴとウィリックた楽しくリズミカルに踊りました。テクニックもばっちし。

 マイヤーとフェイフェルリックが、後半ではコンテ作品の『Mozart à é」を踊りましたが、振り付けがあまり面白くなかったです。

 ゲランとルグリの『フェアウェル・ワルツ』は以前に世界バレフェスで見たようですが、今回も堪能。男女の恋の様々な駆け引きと感情の動きを、大人の踊りで見せてくれました。

 『白鳥の湖』から黒鳥のグラン・パ・ド・ドゥは、なんと1964年ウィーン版のヌレエフ振り付け!先日の「バレエ・スプリーム」で、後のバ・ド・トロワ版のヌレエフ振り付けを見ましたから(ロットバルトがいなかったけど)、これで新旧ふたつのヌレエフ版を見れたことになります。
 ポラコワは悪くなかったですが、ちょっと可愛らしい振付のヌレエフ版よりも、普通のプティパ=イワーノフ版の妖艶な黒鳥の方があってるかも。32回転もバランス崩してちょっと短めでしたかね。チェリェヴィチコは背が低めで、ポラコワの王子役はちょっと気の毒。ジャンプの大きさも感じられませんでした。ヌレエフ版は、ポーズや線の美しさがないと難しいですね。

 『Factum』は、マルティンのフラメンコ的な動きと、バナ独特の動きとの、コラボが面白かったです。

 スミルノワとチュージンの『ジュエルズ』より”ダイヤモンド”は、安心して見れましたが、ちと疲れてきて眠くなってしまいました。

 前半で悲しみをたたえた『ジゼル』を踊ったヌニュスが、今度は『ドン・キホーテ』。スペイン的な突き抜けた明るさはないけど、元気で可愛らしい感じ。グラン・フェッテで4回転入れてなかった?

 オオトリはルグリの『Moment』。舞台上のピアノの生演奏をバックにした踊り。最初は太極拳みたいな動きから始まりました。ルグリの表現力のある動きが、ブゾーニ編曲のバッハとよく合ってました。滝澤志野のピアノも、音楽のタメ具合など、とてもルグリと息があってましたが、あとでチェックしたらウィーン国立バレエ団の専属ピアニストとのこと。う〜ん、息があってるわけです。

 3時間があっという間。最後は会場全体がスタンディング・オベーション。ルグリもいつまで踊ってくれるかわからないし…。中身がぎっしり詰まった贈り物だったな〜などと思いながら、猛暑のなか帰途につきました。

《ルグリ・ガラ〜運命のバレエダンサー》
2017年8月23日
東京文化会館

公式サイト

Bプログラム

1)『エスメラルダ』
  音楽:C.プーニ
  振付:M.プティパより
  出演:ナターシャ・マイヤー、ヤコブ・フェイフェルリック

2)『I have been kissed by you…』
  音楽:M.リヒター
  振付:H.マルティン、P.d.バナ
  出演:エレナ・マルティン、パトリック・ド・バナ

 『…Inside the Labyrinth of solitude』
  音楽:T.ヴィターリ
  振付:P.d.バナ
  出演:ジェロー・ウィリック

3)『海賊』第2幕よりアダージョ
  音楽:L.ドリーブ
  振付:M.ルグリ
  出演:ニーナ・ポラコワ、デニス・チェリェヴィチコ

4)『Whirling』
  音楽:P.グラス
  振付:A.ルカーチ
  出演:ニーナ・トノリ、ジェームズ・ステファン

5)『Movements of the Soul』
  音楽:バルバトューキ、K.ディクソン、M.スタイン
  振付:ニキーシャ・フォゴ
  出演:ニキーシャ・フォゴ

6)『ジゼル』
  音楽:A.アダン
  振付:J.ペロー/J.コラリ
  出演:マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ

7)『ファラオの娘』
  音楽:C.プーニ
  振付:P.ラコット
  出演:オルガ・スミルノワ、セミョーン・チュージン

8)『ランデヴー』
  音楽:J.コスマ
  振付:R.プティ
  出演:イザベル・ゲラン、マニェル・ルグリ

9)『タランテラ』
  音楽:L.M.ゴットシャルク
  振付:G.バランシン
  出演:ニキーシャ・フォゴ、ジェロー・ウィリック

10)『Morzart à 2』より
  音楽:W.A.モーツァルト
  振付:T.マランダン
  出演:ナターシャ・マイヤー、ヤコブ・フェイフェルリック

11)『フェアウェル・ワルツ』
  音楽:F.ショパン、V.マルティノフ
  振付:P.d.バナ
  出演:イザベル・ゲラン、マニュエル・ルグリ

12)『白鳥の湖』より黒鳥の
  グラン・パ・ド・ドゥ
  音楽:P.I.チャイコフスキー
  振付:R.ヌレエフ(1964年ウィーン版)
  出演:ニーナ・ポラコワ、デニス・チェリェヴィチコ

13)『Factum』
  音楽:K.コルホー
  振付:H.マルティン、P.d.バナ
  出演:エレナ・マルティン、パトリック・ド・バナ

14)『ジュエルズ』より“ダイヤモンド”
  音楽:P.I.チャイコフスキー
  振付:G.バランシン
  出演:オルガ・スミルノワ、セミョーン・チュージン

15)『ドン・キホーテ』
  音楽:L.ミンクス
  振付:M.プティパ
  出演:マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ

16)『Moment』
マニュエル・ルグリ ソロ
(世界初演)
  音楽:J.S.バッハ/F.ブゾーニ
  振付:N.ホレツナ
  出演:マニュエル・ルグリ
  ピアノ:滝澤志野

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2017/07/30

【歌舞伎】叫ぶ勸玄くん 2017年7月歌舞伎座夜の部

 千穐楽に観てきました。海老蔵と勸玄くんの宙乗り、盛り上がりましたね。観客も大喜び。
 勸玄くんははじめちょっと手を振って、そのあとはなんか指をもじもじしてましたが、突然大声で何か叫びました。ただ大歓声に遮られ、何と言ったのかはわからず。でも可愛かったです。
 海老蔵は、ちょっと笑みを浮かべ、穏やかな菩薩のような表情でした。
 麻央さんの壮絶な闘病生活の記憶と重なり、ぽん太もちょっと感動しました。

 ただ肝心の狂言の方はどうだったかな〜。お家騒動に実ハもあって、早変わりに宙乗りと見所満載でしたが、あいかわらず内容がなく、なんか既視感がある場面が多かった気がします。
 まあ歌舞伎の脚本といえば、江戸時代から、これまであったものを改作したり組み合わせたりして新作を作るという伝統はあるのですが、それでも何か新たな創造がないとね。それが親子宙乗りってことかしら。
 あるいはまた、現代のわれわれの心に響くような、テーマなり主張なりが欲しい感じもしました。

 市川本家の海老蔵がスーパー歌舞伎化してきたようで、そしたら猿之助はどうするんでしょう。「ワンピース」で頑張ってるからいいのか……。

 児太郎の演技が見応えがありました。側室から、盗賊の一味としての姿を現し、最後はもどりと、メリハリをもってうまく演じており、歌舞伎の面白さを感じました。


 ところで「秋葉大権現」ってなに?
 Wikipediaをみると、山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神様とのこと。火防の霊験があり、秋葉原の地名の由来とも言われているそうな。
 「秋葉」という名前は、静岡県浜松市の秋葉山から来ているようで、現在そこには秋葉本宮秋葉神社があります(公式サイト)。
 江戸時代には、新潟県長岡市にある秋葉三尺坊大権現も、もうひとつの霊山として信仰を集めたそうで、その奥の院には石川雲蝶の彫刻があるようで、そのうち行ってみたいと思います。雲蝶に関するぽん太の過去の記事はこちら(【彫刻】日本のミケランジェロ(?)石川雲蝶を訪ねて(永林寺、西福寺開山堂))。
 秋葉権現はどのようなお姿をしているのか、Googleで画像検索をしてみると、例えばこちらの画像にあるように、烏天狗のような姿で、不動明王のように剣と羂索を持ち、火炎を抱き、白虎に乗っているものが多いようです。
 今回の歌舞伎では、海老蔵は頭の上に龍を乗っけておりましたが、これは水神系ですから、本来の秋葉権現のお姿とはちょっと違うようですね。まあ、演劇ですからどうでもいいんですけど。

七月大歌舞伎
平成29年7月

公式サイト

夜の部

  日本駄右衛門を中心に、宙乗り、大立廻りで
  繰り広げる圧倒的スケールの奇想天外な物語

  竹田治蔵 作
  織田紘二 補綴・演出
  石川耕士 補綴・演出
  川崎哲男 補綴・演出
  藤間勘十郎 補綴・演出

秋葉権現廻船語
通し狂言 駄右衛門花御所異聞(だえもんはなのごしょいぶん)

  市川海老蔵
  堀越勸玄   宙乗り相勤め申し候

  発 端 遠州月本城下浜辺松原の場
  序 幕 遠州月本館の場
  二幕目 大井川土手の場
       遠州無間山お才茶屋の場
       同 秋葉大権現の場 
  大 詰 都東山御殿の場
       同  奥庭の場
       元の御殿の場

日本駄右衛門/玉島幸兵衛/秋葉大権現     海老蔵
                     月本円秋     右團次
                     月本祐明     男女蔵
                      奴浪平     亀鶴
                   月本始之助     巳之助
                     傾城花月     新悟
                   寺小姓采女     廣松
               奴のお才/三津姫     児太郎
                        白狐     堀越勸玄
               駄右衛門子分早飛     弘太郎
                        長六     九團次
                  逸当妻松ヶ枝     笑三郎
                   馬淵十太夫     市蔵
                     東山義政     右之助改め齊入
             玉島逸当/細川勝元     中車

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2017/07/27

【バレエ】4人キトリで暑さを吹っ飛ばせ!<バレエ・スプリーム>Aプロ

 パリ・オペラ座バレエ団と英国ロイヤル・バレエ団によるガラ公演。ベテランから若手までが入り混じってのステージで、それぞれのバレエ団から日本人ダンサーが参加しているのも見ものでした。 第1部が英国ロイヤルで、第2部がパリオペ。なんと第3部は、両バレエ団入り混じっての4人キトリでした。

 最初はベルリンのサレンコと、マックレーの「ラプソディ」。ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」にアシュトンが振り付けた作品。とても美しく、細かいところまで神経が行き届いた、見ていて心地よい踊りでした。マックレーは、遠目には一瞬裸に見えるベージュのタイツという出で立ちで、ラプソディらしいちょっとコミカルな動きもありました。有名な第18変奏は、ロミジュリのバルコニーシーンを思わせる、優雅で幸せそうなパ・ド・ドゥでした。

 次はヘイワードとサンベの「アスフォデルの花畑」。自分のブログをぐぐってみると、ヘイワードを見るのは初めてで、サンベも端役でしか見たことがないようです。さらにこの演目も初見で、プログラムも買わなかったのでどういう設定なのかもよく分かりませんが、ちょっと哀しみをたたえた静かな踊りでした。

 さて、日本人ダンサーの高田茜がジゼルで登場。エラと第2幕のパ・ド・ドゥを踊りました。手足が長くてスタイルがいいですね〜。短足胴長のぽん太と同じ人種とは思えません!動きも柔らかいですねえ。
 で、でも、ちょっと柔らかすぎる気も。なんかクニャクニャしてる感じがしました。もうちょっと、ピシッと踊るところは踊った方がいいような。ウィリは空気の精じゃなくて、夜中になると踊りだし、男を誘って踊り殺してしまう妖精ですから。

 続いて「アイ・ガット・リズム」。マックレーのタップダンスは初めて見ました。上手ですね〜。細かいリズムが完璧です。その上で見事なバレエの動き。すばらしい「余興」に、観客も拍手喝采。

 第1部の最後はヘイワードとボネッリの「ロミジュリ」バルコニーシーン。これは素晴らしかったです。淡い初恋の雰囲気が漂ってきて、じじいのぽん太もちょっとウルウルしてしまいました。
 ヘイワードがとっても可愛らしかったです。テクニックはもちろんのこと、表現力もなかなかのもの。スカートを両手でつまんで肩を振ったりする一瞬の仕草が、初恋の相手を前にした若い女の子そのものでした。対するボネッリはちょっと年食ってますが、そこは芸のちからで若いロミオを熱演。というよりボネッリの安定した踊りがあったゆえに、ヘイワードの魅力が光って見えたのかもしれません。


 第2部に入ってウルド=ブラームとエイマンの白鳥のパ・ド・ドゥ。ウルド=ブラームは今年の春のパリオペの「グラン・ガラ」で拝見しました。しっとりと雰囲気ある白鳥でした。ぽん太がヌレエフ版を見るのはたぶん初めてでしたが、良く見るものとそれほど変わりませんね。

 しかし問題は、黒鳥のパ・ド・ドゥ。
 ボラックとルーヴェによる踊りでしたが、なんか元気がなく、黒鳥ちゃんのピチピチ感もなければ、妖艶さもありませんでした。32回転もなんだか短かったような。ヌレエフの振り付けの問題なのか。それとも演目が急遽変更になった影響なのか。
 みなさんもご存知の通り、フランソワ・アリュが参加できなくなり、演目がパ・ド・トロワからパ・ド・ドゥに変更されることが公式発表されたのは、こんかいの公演の開幕前日の7月25日でした。

 ところで第3幕のパ・ド・トロワって何だ?パ・ド・ドゥじゃないの?黒鳥と王子に、ロットバルトが絡んできたりするのかしら。ヌレエフ版の「白鳥の湖」ってぽん太は見たことないからな〜。

 ということでぐぐってみたら、動画がありました。しかも全幕です。ウィーン国立バレエ団で、振り付けはヌレエフ。ジークフリートをヌレエフ自身が踊っていて、オデット/オディールはフォンテインです。年代は書かれておりません。王子と黒鳥の踊りは、1:15:00あたりから。ちなみに白鳥のパ・ド・ドゥは45:00あたりからです。

 で、見て見ると……。あれ?パ・ド・ドゥですね!しかも音楽が今回と違って、バランシン振り付けの「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」の曲です。ブルメイステル版でも使われている曲ですね。この曲については、以前の記事で書いたことがあります(【バレエ】ブルメイステル版を生で観るのは初めてです。「白鳥の湖」東京バレエ団)。また、王子のヴァリアシオンはいつもの曲ですが、黒鳥ののヴァリアシオンは、今回の公演では可愛らしい方の曲でしたが、上の動画では蛇使い風の方です。

 う〜ん、これは違う!ということで、さらにぐぐってみると、もひとつヌレエフ振り付けの動画が見つかりました。それがこちらです。

 黒鳥がギエム、王子がルグリ、ロットバルトがアタナショフで、1988年と書かれています。
 この振付では、ロットバルトがかなり絡んできて、しかもロットバルトのヴァリアシオンまであり、パ・ド・トロワです。ビンゴですかね。ヌレエフ振付でもいくつかのヴァージョンがあるんですね。最初の踊りの音楽はいつものやつで、黒鳥のヴァリアシオンは可愛らしい方で、これも今回の公演と同じです。

 この動画と今回の舞台を比べて見ると、パ・ド・トロワの振付を基本に、ロットバルトがいない分、少しだけ振付を変えて踊っていたことがわかります。しかしそのせいで、ロットバルトがいるからこそ意味を持つ動作が、空振りみたいになってしまったようです。これは踊りにくかったでしょうね。

 背の高いルーヴェの踊りは、とても大きくダイナミックに見えました。


 さて、話を元に戻して、次の演目は「エスメラルダ」。オニール八菜は初めて見ましたが、背が高くてゴージャスな印象。若いのに風格さえ感じます。今後が期待されますね。お相手はユーゴ・マルシャン。

 第2部最後の「マンフレッド」は、アリュ欠場のおわびで付け加えられた演目。エイマンの身体能力、テクニック、表現力が満喫できました。ちょっと他のダンサーと格が違うという印象でした。ヌレエフの振り付けだそうですが、とても男らしくでドラマチック。ヌレエフ自身がどう踊ったのか興味が湧きますが、動画は見つかりませんでした。


 第3部は「ドン・キホーテ」ディヴェルディスマンと銘打って、メンバー総出でドンキの名場面を踊りました。舞台上にはいきなりばらばらと4人のキトリが登場。いわゆるものまね番組の「森進一が4人競演」みたいなやつですな。楽しいお祭りのようなフィナーレでした。


<バレエ・スプリーム>Aプロ

2017年7月26日
文京シビックホール

公式サイト

― 第1部 ―


「ラプソディ」
振付:フレデリック・アシュトン
音楽:セルゲイ・ラフマニノフ

ヤーナ・サレンコ、スティーヴン・マックレー


「アスフォデルの花畑」
振付:リアム・スカーレット
音楽:フランシス・プーランク

フランチェスカ・ヘイワード、マルセリーノ・サンベ


「ジゼル」 第2幕よりパ・ド・ドゥ
振付:ジャン・コラーリ、ジュール・ペロー
音楽:アドルフ・アダン

高田 茜、ベンジャミン・エラ


「アイ・ガット・リズム」
振付:スティーヴン・マックレー
音楽:ジョージ・ガーシュウィン

スティーヴン・マックレー


「ロミオとジュリエット」 第1幕よりパ・ド・ドゥ
振付:ケネス・マクミラン
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ

フランチェスカ・ヘイワード、フェデリコ・ボネッリ


― 第2部 ―


「白鳥の湖」 第2幕よりパ・ド・ドゥ
振付:ルドルフ・ヌレエフ(マリウス・プティパ、レフ・イワーノフに基づく)
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー

ミリアム・ウルド=ブラーム、マチアス・エイマン


「白鳥の湖」 第3幕よりパ・ド・ドゥ
振付:ルドルフ・ヌレエフ(マリウス・プティパ、レフ・イワーノフに基づく)
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー

レオノール・ボラック、ジェルマン・ルーヴェ


「エスメラルダ」 パ・ド・ドゥ
振付:マリウス・プティパ
音楽:チェーザレ・プーニ

オニール八菜、ユーゴ・マルシャン


「マンフレッド」
振付:ルドルフ・ヌレエフ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー

マチアス・エイマン


― 第3部 ―


「ドン・キホーテ」 ディヴェルティスマン 
振付:マリウス・プティパ 
音楽:レオン・ミンクス

キトリ、バジル: 高田 茜、フェデリコ・ボネッリ ほか
キトリのヴァリエーション: ミリアム・ウルド=ブラーム
キトリ、バジル: ヤーナ・サレンコ、スティーヴン・マックレー
パ・ド・トロワ: ミリアム・ウルド=ブラーム、レオノール・ボラック、ユーゴ・マルシャン
バジルのヴァリエーション: マルセリーノ・サンベ、ベンジャミン・エラ
キューピッド: フランチェスカ・ヘイワード
ドリアードの女王: オニール八菜
キトリ、バジル: レオノール・ボラック、ジェルマン・ルーヴェ
バジルのヴァリエーション: マチアス・エイマン
キトリのヴァリエーション: レオノール・ボラック
コーダ: 全員

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2017/07/17

【バレエ】ロホやコラレスの超絶テクニックに観客大興奮! 「海賊」イングリッシュ・ナショナル・バレエ

 久々に思わず震えが走るような素晴らしい舞台を見ました。公式サイトはこちらです。

 あまり聞いたことがないバレエ団だけどタマラ・ロホが出るので、ということで観に行ったのですが、凄かったです。暑いなか行ったかいがありました。

 イギリスということでストーリー性があり、映画『バットマン』の衣装デザイナーであるボブ・リングウッドの美術・衣装が美しく、そしてなによりもダンサーのテクニックが傑出してました。

 圧巻は第二幕の有名なパ・ダクシオン。
 今日のお客さんは、けっこうこまめに拍手する感じで、技を繰り出すたびに拍手が沸き起こりました。ぽん太は踊りの途中で拍手するのはあんまり好きではないのですが、今回は例外。ダンサーも、拍手を聞いてさらにノリノリという感じでした。

 タマラ・ロホは若干太めの印象で、テクニックも落ちてきたんじゃないかとぽん太は思ったのですが、さにあらず。ピルエット系のスピードと安定感がすごいです。「くるくる回りながら舞台上を斜めに移動していく技」の回転速度がハンパないです。それからグラン・フェッテでも、3回転を何度も何度も入れてました。片足のポワントで踊り続けるところとか、花を3回受け取るバランスなども余裕でこなしているように見えてしまいます。超絶技巧で有名なロホですが、ぽん太はこれまえ彼女を何回か見たけれど、このようなテクニックを初めて見ました。
 もちろん表現力、演技力も素晴らしく、奴隷市場の嫌々踊る感じや、コンラッドとの愛情に満ちた踊りなど、演劇性が感じられました。

 アリのセザール・コラレスは、こんかい初めて見ましたが、けっこう長身の男性。第1幕ではさしたる見せ場もなく、大したことないのかな〜などと思ってたのですが、力をためてたんですね。「ジャンプして足を前後に開く技」や、「空中回し蹴りのような技」では、体操の白井健三ではないけれど、普通よりさらに半回転ひねっている感じ。回転ジャンプして着地した足でまた回転ジャンプする技も、さらにもう一回の回転ジャンプ。ピルエットも早くて安定してました。 
 7月14日の「海賊」公演後、プリンシパルに任命されたんだそうです。さもありなん、さもありなん。

 コンラッドのイサック・エルナンデスも、やはり第一幕ではちょっとセーブしてたようで、高いジャンプや早いピルエットを披露しました。ただ、一般的な王子さま系ではなく、海賊の首領というキャラ設定。やんちゃ感が漂ってました。

 まるで体操やフィギュアスケートの競技のように、ダンサーのテクニックを堪能しました。オーシポワとワシーリエフの「ドンキ」を初めて見たときの感動をちょっと思い出しました。
 芸術監督になったロホに触発されて、ダンサーたちがテクニックを磨きはじめたのでしょうか?

 ビルバントのヨナ・アコスタも、キレとノビがありました。
 ギュルナーラのカーチャ・ハニュコワも、妖艶さがあって良かったのですが、第1幕で脚を負傷したということで、第3幕は金原里奈が代役で踊りました。まん丸のお顔で、軽くて柔らかい踊りで、ほんとうに可愛らしいです。妖艶さはまだなく、急な代役のせいかちょっと不安定なところもありましたが、是非とも頑張って欲しいです。
 パシャのマイケル・コールマンは滑稽な演技が抜群。これもイギリスの演劇の伝統か。ギュルナーラのピルエットに合わせて、自分も腰をふりふりしながら回転していたのが可愛かったです。


 ストーリーは、海賊たちが船で航海しているプロローグのあと、奴隷市場になります。メドーラはコンラッドの恋人という設定。ギュルナーラが第2幕に全く出でこず、役割がちょっと分かりにくかったのですが、ハニュコワが負傷したせいで変更になった部分があるのかも。最後が難破で、コンラッドとメドーラが生き残るというエンディング。
 原作となったバイロンの「海賊」のあらすじを知りたい方は、こちらの記事をどうぞ【バレエの原作を読む(1)】バレエの『海賊』←バイロンの長編詩『海賊』。バレエの「海賊」の様々なストーリーに関しては、こちらの記事をどうぞ【雑学】バレエ「海賊」のストーリーの変遷


 セットもお金がかかっている感じで、色合いや奥行き感が素晴らしかったです。衣装も華やかでした。何枚もの幕を上手に使って、スピーディーに場面転換をしておりました。

 振り付けも、男性の群舞など、ちょっと現代的な動きも入っていて、迫力がありました。


 ところで、イングリッシュ・ナショナル・バレエというのは、ぽん太は初めて聞きましたが……。
 ぐぐってみると、英語の表記はEnglish National Ballet、1950年に創設されたそうです。本拠地はロンドン・コロシアム (London Coliseum)で、イングリッシュ・ナショナル・オペラも有しており、ロイヤル・オペラ・ハウスよりはチケットもやすく、気軽に行ける劇場だそうです。

 今後も来日するのでしょうか。ちょっと目が離せないですね。


イングリッシュ・ナショナル・バレエ2017年日本公演
「海賊」 プロローグ付全3幕

2017年7月17日
東京文化会館

復元振付: アンナ=マリー・ホームズ(マリウス・プティパ、コンスタンチン・セルゲイエフに基づく)
音楽: アドルフ・アダン、リッカルド・ドリゴほか
編曲: ラース・ペイン、ギャヴィン・サザーランド
装置・衣裳: ボブ・リングウッド

メドーラ : タマラ・ロホ
コンラッド : イサック・エルナンデス
ギュルナーラ : カーチャ・ハニュコワ
ランケデム : ジンハオ・チャン
アリ : セザール・コラレス
ビルバント : ヨナ・アコスタ
パシャ : マイケル・コールマン*


第1幕 市場
オダリスク : 金原里奈、アリソン・マクウィニー、フランチェスカ・ヴェリク

指揮 : ギャヴィン・サザーランド
演奏 : 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

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2017/07/06

【バレエ】カマルゴくんと水香ちゃん「ラ・バヤデール」東京バレエ団

 にゃん子が「カマルゴくん見たいにゃ〜、見たいにゃ〜」と鳴いてうるさいので、上野まで行ってきました。公式サイトはこちらです。

 ソロルを踊ったカマルゴくん、相変わらずのイケメンですが、体は徐々に筋肉がついてがっしりしてきました。ジャンプもそこそこ高かったですが、回転の安定性が素晴らしかったです。特に第一幕での一ヶ所で回転しながらの連続ジャンプとか、第2幕だか3幕だかの、舞台上で大きく円を描きながらの勢いつけてジャンプして回転みたいなやつなど(ぽん太はテクニックの名称がわかりませんweep)。ただ、全体として振り付けがちょっとものがりないというか、せっかく出演してくれたのだから、もっとカマルゴくんのテクニックを見たかったです。
 ニキヤの水香ちゃん、やっぱり独特の雰囲気がありますね。踊りも悪くありませんでした。
 ガムザッティは川島麻実子のはずでしたが、ケガのため奈良春夏が踊りました。う〜ん、川島麻実子で見たかったな〜って、奈良春夏がダメってわけじゃないですよ。彼女の踊りはこれまでなんども見てきたし、川島は昨年「白鳥の湖」のオデット/オディールを観て、スタイルがよくて素晴らしかった記憶があるので……。
 で、奈良のガムザッティは、なんだか可愛らしかったです。もっとタカビーな感じで踊って欲しかったです。
 ブロンズ像は宮川新大。ちょっと痩せた体型なので、大仏というより菩薩という感じですが、テクニックもあるいし、仏像っぽさもあって、なかなかよかったです。衣装も綺麗ですね。
 影の王国の3人のうち、最初にヴァリアシオンを踊った人(足立真里亜か?)が、なかなかよかった気がします。

 「ラ・バヤデール」はあんまりストーリーが面白くないですよね。もうちっと盛り上がりが欲しいです。
 マカロワ版は初めて観たのですが、第三幕にもニキヤが現れます。でも、そうすると、どの幕もニキヤとソロルとが踊ってるみたいで、なんか単調に感じました。ラストはあの世でニキヤとソロルが結ばれるというパターン。

東京バレエ団
マカロワ版「ラ・バヤデール」(全3幕)

2017年7月2日
東京文化会館

振付・演出:ナタリア・マカロワ(マリウス・プティパ版による)
振付指導:オルガ・エヴレイノフ
装置:ピエール・ルイジ・サマリターニ
衣裳:ヨランダ・ソナベント


◆主な配役◆

ニキヤ(神殿の舞姫):上野水香
ソロル(戦士):ダニエル・カマルゴ
ガムザッティ(ラジャの娘):奈良春夏

ハイ・ブラーミン(大僧正):森川茉央
ラジャ(国王):木村和夫
マグダヴェーヤ(苦行僧の長):岡崎隼也
アヤ(ガムザッティの召使):矢島まい
ソロルの友人:和田康佑
ブロンズ像:宮川新大

【第1幕】
侍女たちの踊り(ジャンベの踊り): 二瓶加奈子、三雲友里加

パ・ダクシオン:
沖香菜子、岸本夏未、髙浦由美子、中島理子
伝田陽美、三雲友里加、政本絵美、崔 美実
宮川新大、ブラウリオ・アルバレス

【第2幕】
影の王国(ヴァリエーション1): 足立真里亜
影の王国(ヴァリエーション2): 伝田陽美
影の王国(ヴァリエーション3): 政本絵美

指揮:ワレリー・オブジャニコフ
演奏:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団

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2017/06/21

【バレエ】ワシーリエフの巨体が宙を飛ぶ「パリの炎」ボリショイ・バレエ

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 ボリショイ・バレエの来日公演、最後はワシーリエフです。演目は「バリの炎」、もちろんぽん太は初めてです。元気いっぱいのバレエで、おおいに盛り上がりました。公式サイトはこちらです。

 「パリの炎」は、フランス革命を題材にしたバレエ。パンフレットは買わなかったのでぐぐってみると(→ロシア劇場チケットセンター)、1932年にキーロフ・レニングラードバレエ団(現在のマリインスキー・バレエ?)で初演。振り付けはワシーリー・ワイノーネン、台本はフェリックス・グラの「マルセイエーズ」、作曲はボリス・アサフィエフでした。こんかい上演されたのは、2008年にボリショイ劇場で初演された版で、アレクサンサンドル・ベリンスキーとアレクセイ・ラトマンスキーによる台本、ラトマンスキーの振り付けによるものだそうです。
 ということで、音楽はかなり古風。振り付けは新しいけど、コンテっぽさはないです。力強くて躍動感があり、男性的。ストーリーは、農民の兄妹がいて、妹は義勇軍のリーダーに恋をしてやがては結婚。兄は、助けてくれた貴族の娘と愛し合うなかになりますが、貴族の娘は民衆に処刑されてしまうという話し。悪くはないけど、そんなに引き込まれるストーリーではありません。宮廷舞踏会のなかに劇中劇があって、そこで古典的なバレエが踊られるあたり、ちょっと脚本が弱い気もします。ラストは「人々の犠牲のもと、革命は進んで行くのだ」みたいな感じで、これが社会主義を否定して資本主義体制に戻ったロシアで作られたあたり、なんだかロシア政府を忖度している気がしないでもありません。

 で、ワシーリエフですが、なんかでっかい。太った? 腹回りとか太ももとかすごいです。このように重量感があるものが、高々とジャンプをしたり、くるくる回ったりしているのは、それなりにスペクタクルです。安定感は人一倍あります。髭をたくわえた姿はいかにもガテン系のおっさんという感じで、これではもう王子様役はできないのではないかと心配になります。
 踊りはエネルギッシュでパワフルでした。第2幕でジャンヌとのパ・ドドゥを踊った後、舞台からはけるときの疲れきった様子が、マジなのか演技なのかちとわかりませんでしたhappy01
 対するジャンヌ役のクリスティーナ・クレトワは、溌剌とした元気いっぱいの踊りで、ワシーリエフに負けておりませんでした。
 
 劇中劇の俳優役のマルガリータ・シュライネルとダヴィッド・モッタ・ソアレスがぽん太の目を引きました。特にソアレスは柔らかく優美な踊りで、ジャンプも高かったです。シュライネルもバランスがとても良く、脚がすごく高く上がってました。

 カーテンコールでは、東京公演のラクということで、ジャパンアーツ恒例の滝のような大量の紙テープと紙吹雪による二段攻撃がありました。また来てね〜〜。
 


ボリショイ・バレエ2017年来日公演
≪パリの炎≫
東京文化会館
2017年6月15日

音楽:ボリス・アサフィエフ
台本:アレクサンドル・ベリンスキー、アレクセイ・ラトマンスキー
  (ニコライ・ヴォルコフとウラジーミル・ドミトリエフの原台本に基づく)
振付:アレクセイ・ラトマンスキー
原振付:ワシリー・ワイノーネン
美術:イリヤ・ウトキン
   エフゲニー・モナホフ
音楽監督:パーヴェル・ソローキン
照明デザイン:ダミール・イスマギロフ
音楽構成:ユーリー・ブルラーカ
舞踊監督:マハール・ワジーエフ
指揮:パーヴェル・ソローキン
管弦楽:ボリショイ劇場管弦楽団
日本公演プロダクションサポーター:井上豊、高橋俊彦

<出演>
ジャンヌ(ガスパールとリュシルの娘):クリスティーナ・クレトワ
ジェローム(ジャンヌの兄):アレクサンドル・スモリャニノフ
フィリップ(マルセイユ生まれの青年):イワン・ワシーリエフ
アデリーヌ(侯爵の娘):アナ・トゥラザシヴィリ
コスタ・ド・ボールガール侯爵:イーゴリ・ツヴィルコ
ミレイユ・ド・ポワチエ(女優):マルガリータ・シュライネル
アントワーヌ・ミストラル(俳優):ダヴィッド・モッタ・ソアレス
ジャルカッス(侯爵に仕える老女):イリーナ・ズィヴロワ
ジルベール(マルセイユ義勇軍の隊長):アレクサンドル・ヴォドペトフ
フランス国王ルイ16世:ゲオルギー・グーゼフ
フランス王妃マリー・アントワネット:マリーヤ・ジャルコワ
ガスパール(農民):ユーリー・オストロフスキー
リュシル(ガスパールの妻):アンナ・アントローポワ

バレエ《リナルドとアルミーダ》
愛の神アモール:オルガ・カリーニナ
花嫁の幻影:ネッリ・コバヒーゼ
アルミーダの友人:アリョーナ・コワリョーワ、オルガ・マルチェンコワ、マルファ・フョードロワ、ヴィクトリア・ヤクシェワ
女神たち:エルヴィナ・イブライモワ、ブルーナ・カンタニェデ・ガッリャノーニ、クセーニア・ジガンシナ、ヤニーナ・パリエンコ、ダリーヤ・ボチコーワアナスタシア・グバノワ
狩人たち(侯爵の友人):バティール・アナドゥルディエフ、マクシム・スーロフ、マクシム・オッペンハイム、セルゲイ・クズミン
オーヴェルニュの踊り:オクサーナ・シャーロワ、ヴェラ・ボリセンコワ、イワン・アレクセーエフ、ヴィタリー・ビクティミロフ
マルセイユ人の踊り:アルトゥール・ムクルトチャン、アレクセイ・マトラホフ、ゲオルギー・グーセフ
国民公会の議長:アレクサンドル・ファジェーチェフ
儀典長:アレクセイ・ロパレーヴィチ
画家ダヴィッド:ユーリー・オストロフスキー
従軍商人:エウゲーニャ・サヴァルスカヤ

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2017/06/20

【バレエ】グリゴローヴィチ版に異議あり!「白鳥の湖」ボリショイ・バレエ

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 オデット/オディールは、先日の「ジゼル」でミルタを踊ったユリア・ステパノワ。記憶にないダンサーなので、自分のブログをググってみると、2012年のマリインスキーの「白鳥」でマズルカを踊ってました。あれから5年、ボリショイに移籍し、ソロを踊るまでに成長したのでしょうか。背が高くて、ジークフリートのオフチャレンコとバランスが悪いくらいでした。踊りは悪くなかったけど、ぐっと引き込まれるまではいかなかったです。ちょっと体が固い感じもしました。白鳥のウルウル感、黒鳥の妖婉さ、まだまだ頑張って欲しいです。
 ジークフリートのアルチョム・オフチャレンコは、顔が小さくてスタイルがいいです。踊りも優雅で柔らかく、ジャンプ力もありました。
 グリゴローヴィチ版では大活躍するロットバルトのミハイル・クリュチコフは、迫力のある大きな踊り。道化のゲオルギー・グーセフも回転や高いジャンプで拍手をもらってました。
 花嫁候補ではロシアのアナスタシア・デニソワが、柔らかい可憐な踊りでぽん太を魅了いたしました。

 全体として、悪くはないけど、先日のザハーロワの「ジゼル」を観ちゃうとちょっと……という感じでした。ザハーロワは何度も観たから、とステパノワにしたんだけど、やっぱり鉄板のザハーロワにしとけば良かったかしらん。

 ボリショイの「白鳥」はグリゴローヴィチ版。振り付けは悪くないですけど、ストーリーが面白くないですね。グリゴローヴィチ版については以前に書いたことがありますが(→こちら)、王子のなかにある善と悪が戦う、みたいなコンセプトで、王子が白鳥に恋をするのもロットバルトがあやつってるみたいで純愛感がありません。ラストも王子とロットバルトの戦い、がないし、最後は白鳥ちゃんが死んじゃって、とっても暗いです。やっぱり、マザコン王子が母親からもらった弓矢を持って狩りに出かけたら、白鳥に姿を変えた美しい女性に出会い……最後は王子が命をかけてロットバルトと対決……という普通のストーリーの方がいいです。


ボリショイ・バレエ2017年来日公演
≪白鳥の湖≫
東京文化会館
2017年6月8日 マチネ
公式サイト

音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
台本:ユーリー・グリゴローヴィチ
  (ウラジーミル・ベーギチェフとワシーリー・ゲーリツェルの原台本に基づく)
振付:マリウス・プティパ、レフ・イワノフ、アレクサンドル・ゴールスキー、ユーリー・グリゴローヴィチ
制作:ユーリー・グリゴローヴィチ
美術:シモン・ヴィルサラーゼ
音楽監督:パーヴェル・ソローキン
照明デザイン:ミハイル・ソコロフ
舞踊監督:マハール・ワジーエフ
指揮:パーヴェル・ソローキン
管弦楽:ボリショイ劇場管弦楽団

<出演>
オデット/オディール:ユリア・ステパノワ
ジークフリート王子:アルチョム・オフチャレンコ
悪魔ロットバルト:ミハイル・クリュチコフ
王妃(王子の母):ヴェラ・ボリセンコワ
王子の家庭教師:ヴィタリー・ビクティミロフ
道化:ゲオルギー・グーセフ
王子の友人たち:クリスティーナ・クレトワ、マルガリータ・シュライネル
儀典長:アレクサンドル・ファジェーチェフ
花嫁候補たち
ハンガリー:アナ・トゥラザシヴィリ
ロシア:アナスタシア・デニソワ
スペイン:ダリーヤ・ボチコーワ
ナポリ:ブルーナ・カンタニェデ・ガッリャノーニ
ポーランド:オルガ・マルチェンコワ
3羽の白鳥:オルガ・マルチェンコワ、マルファ・フョードロワ、アリョーナ・コワリョーワ
4羽の白鳥:ダリーヤ・ロフツォーワ、オルガ・カリーニナ、マルガリータ・シュライネル、ダリーヤ・ボチコーワ
ワルツ:エルヴィナ・イブライモワ、ネッリ・コバヒーゼ、ヴィクトリア・ヤクシェワ、クセーニア・ジガンシナ、ウラディスラフ・コズロフ、ドミトリー・エフレーモフ、イワン・アレクセーエフ、ダヴィッド・モッタ・ソアレス

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2017/06/19

【オペラ】「神々」が楽しみになってきたぜい「ジークフリート」新国立劇場オペラ

 飯守リングの第3夜「ジークフリート」を新国立劇場で観てきました。聴きごたえのある素晴らしい公演で、午後2時に始まって終わるのは8時頃という長丁場を、ほとんと寝ずにhappy01聴くことができました。公式サイトはこちらです。

 ハイレベルの歌手をそろえ、奇をてらわない演出。飯守さんの真面目さと、真摯に音楽に取り組む姿勢が伝わってきます。おまけに自分で指揮棒まで振って……。さぞ嬉しいことでしょう。観ているぽん太も嬉しいです。

 タイトル・ロールは新国立ではおなじみのステファン・グールド。いまさら繰り返すまでもなく、素晴らしい歌声と演技でした。しかしこのジークフリートってやつは、でっかい子供みたいで、悪いやっちゃのう。悪人とはいえ育ててくれたミーメを馬鹿にしてぶったたいたり。日本で言えばスサノオノミコとみたいなもんか?
 ヴォータンのグリア・グリムスレイは、見た目も格好よく、深みのある声もすばらしい。でも、ジークフリートに槍を折られるシーンあたりで何回かプロンプトの声が聞こえたな〜。歌舞伎ではよくあったけど(最近はイヤホン付けてるので観客には聞こえないらしい)、オペラでは初めてでした。舞台手前の小窓みたいなところから叫ぶのかしら。音楽よりワンテンポ遅れちゃうはずだけど、気がつかないようにうまく歌ってました。それとも怪しい部分をあらかじめ早めにプロンプトしてるのでしょうか。
 エルダのクリスタ・マイヤーは、雰囲気はありましたが、特定の音域でちょっと声の質が変わるのが気になりました。
 リカルダ・メルベートのブリュンヒルデもラストを盛り上げました。
 ミーメとアルベリヒのアンドレアス・コンラッドとトーマス・ガゼリは、とっても演技上手で楽しませてくれました。
 ファフナーのクリスティアン・ヒュープナーも迫力なるバスでしたが、へんてこな風船のお化けみたいな演出が気になりました。大蛇なのになんで手があるんじゃい。なんか新作歌舞伎みたい。「なんで俺はこんなものを真面目に見とるんじゃい」とふと我に返る瞬間が寒々しいです。
 小鳥さんたち……。う〜ん……。セクハラ?

 飯守さん指揮の東京交響楽団も、日本のオケとは思えない大迫力でした。

 最後は大拍手。時間が延びたせいか、カテコが短くて拍子抜けしました。もっともっと拍手を送りたかったです。

 さて、次はとうとう「神々の黄昏」。前回の新国立リングでは、用事があって「神々」だけ観ていません。今回は絶対に観るぞ!

新国立劇場オペラ

ワグナー「ジークフリート」
2017年6月7日
新国立劇場オペラパレス

指揮:飯守泰次郎 
演出:ゲッツ・フリードリヒ
美術・衣裳:ゴットフリート・ピルツ 
照明:キンモ・ルスケラ
演出監修:アンナ・ケロ 
演出補:キム・アンベルラ
舞台監督:村田健輔

ジークフリート:ステファン・グールド 
ミーメ:アンドレアス・コンラッド
さすらい人:グリア・グリムスレイ 
アルベリヒ:トーマス・ガゼリ
ファフナー:クリスティアン・ヒュープナー 
エルダ:クリスタ・マイヤー
ブリュンヒルデ:リカルダ・メルベート
森の小鳥:鵜木絵里/九嶋香奈枝/安井陽子/吉原圭子

管弦楽:東京交響楽団

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2017/06/18

【バレエ】ザハーロワのウィリに釘付け!「ジゼル」ボリショイ・バレエ

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 用事が急になくなってあわててチケットを取ったので、3階の席しかあいてなかったのですが、それでも凄かった〜。ザハーロワ、素晴らしかったです。この後に見た「白鳥」や「パリの炎」と比較してもダントツでしたから、ザハーロワの「ジゼル」を見といてよかったな〜。公式サイトはこちらです。

 第一幕はザハーロワのキャラの通り、清楚で高貴なジゼルちゃんで、若くて明るくてちょっとコケティッシュな村娘という感じではありませんでした。また衣装のせいかもしれませんが、腕や胸の痩せた感じがちと気になりました。気が触れるシーンも、まあこんなものかというところ。

 ところが第二幕のウィリとなってからが凄かったです。

 最初の突然くるくると回りだすシーン。美しいポーズのまま凄い勢いで回転したのですが、力を入れたり勢いをつけたりする感じがなく、まさに人間を超えた精霊の動きでした。
 普通だと、精霊であることを強調しすぎてカラクリ人形みたいに回るところ。またオーシポワは、回転は凄かったけど、躍動感が感じられて「人間」っぽかった記憶があります。

 その後も、ぽん太には何と表現していいいのかわかりませんが、美しいポーズとキレのある動きが見事でした。ロヂキンのサポートも良かったのか、重さがなくって宙を「漂う」かのようでした。もいちどオーシポワを引き合いに出させていただけば、彼女の場合は宙を「漂う」ではなく、「舞う」とか「飛ぶ」という感じでした。
 ぽん太はストーリーに感動するというよりも、ただただザハーロワに見とれ続けておりました。

 ザハーロワはずっと昔からトップで踊ってるけど、いったい何歳になったんでしょう?以前にザハーロワが1年間新国立で踊ってたなんて、凄いことですね。サッカーで言えばジーコが鹿島に来たようなものか。

 ロヂキンも柔らかい動きで良かったです。ジャンプの高さは上からだとわからん。ウィリたちがアラベスクで交差するシーンは、上から見てもとってもきれいでした。


 そういえば前座で安倍首相が登場しました。なんでも「ロシアの季節」という文化交流のイベントの一環だそうで、ロシアからは副首相が挨拶しましたが、女性なんですね。安倍首相、残念ながらザハーロワほどの拍手はもらえてませんでした。


ボリショイ・バレエ2017来日公演
≪ジゼル≫<全2幕>

2017年6月4日ソワレ
東京文化会館

音楽:アドルフ・アダン
振付:ジャン・コラーリ、ジュール・ペロー、マリウス・プティパ
改訂振付:ユーリー・グリゴローヴィチ
台本:テオフィル・ゴーチエ、ジュール・アンリ・ヴェルノワ・ド・サン=ジョルジュ
美術:シモン・ヴィルサラーゼ
音楽監督:アレクサンドル・コプィロフ
照明デザイン:ミハイル・ソコロフ
舞踊監督:マハール・ワジーエフ
指揮:パーヴェル・ソローキン
管弦楽:ボリショイ劇場管弦楽団

<出演>
ジゼル(村娘):スヴェトラーナ・ザハーロワ
アルブレヒト伯爵:デニス・ロヂキン
ベルト(ジゼルの母):アンナ・アントローポワ
バチルド(アルブレヒトの婚約者):ヴェラ・ボリセンコワ
クールランド公爵(バチルドの父):アレクセイ・ロパレーヴィチ
ウィルフリード(公爵の小姓):イワン・アレクセーエフ
ハンス(森番):ヴィタリー・ビクティミロフ
ジゼルの友人たち:アナスタシア・デニソワ、クセーニア・ジガンシナ、ネッリ・コバヒーゼ、オルガ・マルチェンコワ、エルヴィナ・イブライモワ、アナ・トゥラザシヴィリ
ミルタ(ウィリの女王):ユリア・ステパノワ
2人のウィリ:ヴィクトリア・ヤクシェワ、アナ・トゥラザシヴィリ
ペザント・パ・ド・ドゥ:アルトゥール・ムクルトチャン、マルガリータ・シュライネル

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