【温泉】兎口温泉植木屋旅館の庚申の湯(★★★★★)
まだ地震がおきる前でしたが、ぽん太とにゃん子は、新潟の兎口温泉(うさぎぐちおんせん)植木屋旅館に泊まってきました。幸いこちらは地震による影響はなかったそうです。被災者の方には心からお見舞い申し上げます。
兎口温泉といってもどこかわからないと思いますが、松之山温泉の近くです。松之山温泉といってもどこかわからないと思いますが、Yahoo!地図のこのあたりです。関越道からも上信越道からも北陸道からもちょっと離れた、ポテンヒットのようなところにある秘境です。
こちらが植木屋旅館の公式ホームページです。手作りの味満載のホームページです。
山里のなかにある一軒宿です。外観は鄙びた雰囲気が漂っております。 |
宿の玄関です。「一千万年前の海の化石温泉」と書かれた恐竜の看板がラブリーです。その意味ですが、ここのお湯は1000万年前の海水が地殻変動によって地下3000メートルに閉じ込められたものが、圧力によって亀裂から湧き出てきたものだそうで、ジオ・プレッシャー型温泉というそうです。 |
温泉の入口です。昭和レトロ風の雰囲気が漂います。 |
脱衣所の流しまわりは、水色のタイルがいい味を出しています。 |
脱衣所から湯殿に入るガラス戸です。感激で涙が出そうです。 |
明治39年から守られているという浴槽です。最高です。奥の浴槽が庚申の湯の源泉。手前の浴槽は、庚申の湯の源泉を近くの町営温泉翠の湯の源泉と合わせたものだそうです。奥の源泉ですが、泉温が33度と低く、長く入っていることができます。源泉は無色透明ですが、湯船のお湯は茶褐色の薄にごりです。なめると塩っぱくて鉄っぽい味がしますが、成分表を見ると鉄はあまり含まれていません。塩素イオンとナトリウムイオンが多いのは予想がつきますが、アンモニアイオン、バリウムイオン、ストロンチウムイオン、臭素イオン、ヨウ素イオン、メタホウ酸など、普通の温泉にはあまり含まれない成分が多いのが特色のようです。男湯と女湯の境の水面下にタンクのようなものがあり、触ると暖かく、どうやら独特の加温装置のようです。手前の浴槽は、少し熱めで油臭がします。 |
夕食は、山菜の時期は終わって、宿の裏手の畑でとれた新鮮な夏野菜をいただきました。素朴な山里の料理ですが、とてもおいしかったです。 |
宿の窓から外を見ると、鯉の棲む池の向こうに美しい森が広がります。春にはこの森にアカショウビンが巣をかけたそうです。ぽん太が一度見てみたいと思っている鳥です。夜になると、ホタルがちらほら明滅していました。 |
朝食です。こちらも素朴なおかずですが、野菜がおいしく、またご飯がとてもおいしかったです。 |
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