【温泉】風情ある木造三階建てと松葉ガニづくし・城崎温泉三木屋
ぽん太とにゃん子は、紅葉を追いかけて京都に行ってきました。ついでに、城崎温泉まで足を伸ばし、以前から一度泊まってみたかった三木屋さんにお世話になりました。こちらが三木屋の公式サイトです。創業260年以上。建物はいつ頃作られたのか知りませんが、風情ある木造3階建てです。城崎の11月から3月は、松葉ガニ(ズワイガニ)のシーズンらしく、街中がカニ、カニ、カニ、という雰囲気でした。三木屋さんでも、この時期は松葉ガニ料理のプランとなるそうで、ちょっとお値段は高かったですが、奮発して行ってきました。
こちらが部屋の様子です。おちついた数寄屋風の和室です。けっこうひろく、中庭に面していて、とても落ち着きます。
こちらは宿の内湯。タイル張りで、あまり広くありません。お湯は透明で、ちょっと塩っぱいです。泉温が高いため水道水を加水しており、循環濾過はしているようですが、加温はしていないそうです。かなり地味ですし、入浴しているお客さんはあまりいません。
それもそのはず、城崎温泉といえば、外湯巡りです。全部で7つありますが、ぽん太とにゃん子はそのうち3つに入浴しました。写真は一の湯です。三連休の最終日の夜だったのですが、たいへん込み合っていて、にゃん子の話しでは特に女湯はすごかったそうです。雨が降っていたので宿の傘を借りて外湯巡りに出かけたのですが、あっという間に傘がなくなりました。貸傘には宿の名前が書いてありますから、きっと翌日、取り違えられた傘をそれぞれの宿に戻すのでしょう。
こちらは柳湯です。それからもうひとつ、まんだら湯に入りました。
実はぽん太とにゃん子は、ずっと昔、城崎温泉に泊まったことがあります。そのとき泊まったのは、なんと「素泊まりの宿」だったのですが、温泉街を歩いていたら見つけました。みよし旅館という名前です。城崎温泉にはカニ料理の店もいっぱいあるので、素泊まり旅館に泊まって夕食を外で食べるのも、悪くないと思います。
なんで昔の話しをしたかというと、その時の記憶では、昔ながらの古めかしい外湯も残っていたような気がしたからです。現在はどれも新しく建て直されて、アメニティはいいかもしれませんが、昔ながらの風情はなくなってしまったような気がしました。
さて、こちらがお目当ての松葉ガニのカニすきコースです。一人一匹分のカニすきは、しゃぶしゃぶでいただいたら甘くてとてもおいしかったです。焼きガニも香ばしくて美味。カニのお造りがないのがちと残念でしたが、カニしゃぶが十分埋め合わせてくれました。
朝食は、これまた定番のカレイの唐揚げ。お豆腐もおいしく、疲れて胃袋を癒してくれました。
三木屋さんは、「志賀直哉ゆかりの宿」だそうで、『城の崎にて』はこの旅館で執筆されたのだそうです。家に帰ってから宿のホームページをチェックして知ったのですが、言えば、志賀直哉が滞在した部屋を見学できたようです。いろいろと慌ただしくて旅行前に情報を得られずに、残念でした。
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