【温泉】レトロな建物を生かしきれず・板室温泉加登屋本館(★★)、鹿の湯(★★★★)
今年(2011年)の1月下旬の話しですが、木造3階建ての建物があると聞き、栃木県は板室温泉の加登屋本館に泊まってきました。ホームページはこちらです。近くに「別館」もあり、いまはそちらがメインで使われているようですが、ぽん太とにゃん子は迷わず本館に宿泊。
温泉はあちこち行っているぽん太ですが、近くにこのような旅館があったとは知りませんでした。
こちらが玄関です。木製の引き戸がいい感じです。
館内のディティールも、なかなか細かく造り込まれています。
レトロな鏡。お得意様から寄贈されたもののようです。
ここまで見ると、かなりいい感じの旅館で、なんでこれまで雑誌などに紹介されてこなかったんだろうと思うのですが、ここから問題が出てきます。
こちらが浴室です。タイル製で新しくてこぎれいなんですが、歴史ある建物に比較して、ちょっと残念な気がします。大きさも、3〜4人でいっぱいという感じで、あまり大きくないです。お湯は、板室温泉の名湯で源泉掛け流し。無色透明のやわらかい肌触りのお湯で、泉質はアルカリ性単純温泉です。別館のお風呂も使うことができるのですが、寒いなか歩いて入りに行く元気がなかったので割愛しました。
そしてこちらが夕食です。別館から配膳されるお弁当形式で、ご飯のおかわりもなく、かなり寂しい感じがしますが、宿泊料金(8,800円)を考えると文句は言えません。
こちらが朝食です。
ということで、レトロ感あふれるいい雰囲気の建物なのですが、もっぱら湯治用、あるいは安価な宿として使われているようです。館内を少し改装して、食事なども良くして、レトロな宿として売り出せばいいように思うのですが。4点を狙える建物ですが、浴室や食事が減点となって、ぽん太の評価は2点。とはいえ、宿のターゲットとぽん太の好みが合ってないというだけで、あくまでもぽん太の個人的な感想ですので、誤解のないように。
翌日はスキーを楽しんで、帰りに「元湯 鹿の湯」に入浴しました。ホームページはこちらかな。那須では有名な立寄湯ですが、ぽん太は初めて入浴しました。内部は新しく改装されており、温度別のいくつかの浴槽があります。常連のおっちゃんみたいな人たちが、ペットボトル持参で、出たり入ったり湯治をしていました。白く濁って硫黄の臭いがする温泉らしい温泉です。温泉力は満点ですが、ただ体を洗うことはできないので、スキー帰りには適していないかも。
入浴後、那須茶寮でおいしいお蕎麦をいただきました。いつもながら、味といい雰囲気といい最高です。
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