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2015/04/11

【展覧会】フェルメール《天文学者》に再会「ルーブル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄」国立新美術館

Img_2863 フェルメールの《天文学者》が来たというので見に行ってきました。公式サイトはこちら
 こんかい初来日とのことですが、ぽん太は実はこの絵は、2011年にフランス旅行をした時に見たことがあります。普通の団体ツアーでしたが、ルーヴル美術館を訪れた際、ガイドさんに「フェルメールは見れますかね〜?」と聞いたら、連れてってくれました。何でも言ってみるもんですね〜。ルーヴル美術館ではなんと写真撮影OK。その時撮ったのが上の写真です。ちなみにルーヴルには、もう一つ《レースを編む女》というフェルメールの絵もあります。そのときの記事はこちら。何度見ても素晴らしいですね。
 フェルメールといえば、今年の3月から国立西洋美術館でなんと「常設」展示されているという《聖プラクセディス》も、機会があったら早く見たいです。
 今回の美術展は「風俗画」がテーマでしたが、風俗画を味わえるほどの絵画の素養はぽん太にはなし。ついつい有名どころのドラクロワ(《鍛冶屋》)、ミレー(《箕をふるう男》)、ルーベンス(《満月、鳥刺しのいる夜の風景》)、コロー(《水汲み場のブルターニュの女たち》、《身づくろいをする若い娘》、《コローのアトリエ》)などに目が行ってしまいます。コローの《身づくろいをする若い娘》は、少女の表情にも魅かれますが、シャツの部分の白い絵の具の固まりが妙に印象的でした。
 ブリューゲルの《物乞いたち》(1568年)は、見たのは初めてだと思いますが、さすがに素晴らしい。写真だとわかりませんが、地面の緑や塀の茶色が透き通るように塗られています。人物の顔などはマンガチックで北斎みたいですが、視線や(左上に何かあるのでしょうか)、身体の動きの絡みあいなどが面白く、寓意性が味わいを深めています。

ルーヴル美術館展
日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄
国立新美術館
2015年2月21日~6月1日

主な出品作
ヨハネス・フェルメール《天文学者》1668年
ティツィアーノ《鏡の前の女》1515年頃
クエンティン・マセイス《両替商とその妻》1514年
バルトロメ・エステバン・ムリーリョ《物乞いの少年(蚤をとる少年)》1647-48年頃
レンブラント《聖家族》、または《指物師の家族》1640 年
ジャン=アントワーヌ・ヴァトー《二人の従姉妹》1716 年頃
ジャン=オノレ・フラゴナール《嵐》、または《ぬかるみにはまった荷車》1759 年頃
フランソワ・ブーシェ《オダリスク》1745年(?)
ユベール・ロベール《ルーヴル宮グランド・ギャラリーの改修計画、1798年頃》1798年頃

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