【オペラ】美男にして美声・フォークトの「ローエングリン」新国立劇場オペラ
新国立の「ローエングリーン」は、2012年のプロダクションの4年ぶりの再演。
4年前の公演、ぽん太はもちろんチケットを取っていたのですが、風邪で熱発して泣くなく欠席。にゃん子がひとりで観に行きました。帰って来たにゃん子が、「よかったにゃ〜ん♡、素晴らしかったにゃ〜ん♡」と連発するので、ぽん太は口惜しく思ってました。
というところで今回の再演。しかもタイトルロールが前回と同じクラウス・フロリアン・フォークト。ぽん太は前回の雪辱を果たすべく、体調管理に最大の注意を払い、ついに念願の舞台を目にすることができました。
こちらが公式サイトです。
フォークト、見た目も麗しいですが、何といっても繊細で柔らかな声が素晴らしかったです。最初に白鳥のゴンドラに乗って降りて来るところ、高く透明で柔らかい声で、女性が歌っているかのようでした。その後も、高貴で無垢で、一点の曇りもなく、正に「王子様」そのもの。にゃん子の目が♡♡になったのも無理はありません。力強さにはやや欠けるのは、いたしかたないところ。
エルザのマヌエラ・ウールは、鈴の音のような天真爛漫さをもちながら、芯の強さを感じさせる声で、役にぴったりでした。
ハインリヒ国王のアンドレアス・バウアーは、若き国王らしい風格があり、身体もしまっていて格好良く、毛皮の帽子(?)が似合ってました。
オルトルートのペトラ・ラングは、赤いドレスに背の高い帽子を被り、真っ赤なボーリングのピンのような出で立ち。風貌も歌声も人間と思えぬ感があり、王子を白鳥に変える魔力を持った女の雰囲気がありました。
そのなかでひとり人間的だったのがテルラムントのユルゲン・リン。神話的な登場人物たちのなかで、下賤な欲やずるさを持つ人物をうまく表現していました。
舞台美術も、舞台奥と下手がブロック状の壁になっていて、それが光を放って美しかったです。4回から舞台を見下ろすと、黒くて光る床にそれが反射して、深い池のように見えました。その他の美術もモダンで見事でした。
衣装もそこそこに目新しくて悪くなかったですが、女性たちの帽子が琉球っぽかったり、兵士たちの服装もなんか変でした。
演出も現代的ながら、奇をてらわず、悪くありませんでした。ただ最後の、あととりの王子が実は幼い子供で、みんな逃げてってしまう、みたいな演出は、せっかくのすばらしい歌手陣が作り上げた神話的な世界から、突然現実に引き戻されるようで、蛇足な感じがしました。
飯守さん指揮の東京フィル、弦がちょっと薄いのはやむを得ませんが、重厚で迫力があり、ダイナミックな音楽を聴かせてくれました。飯守さんの、ワグナーにかける思いが伝わって来ました。「ワルキューレ」もよろしくお願いします。
ところで、音楽を聴いていたら、どこかで聴いたようなメロディーが。なんだったかな、あゝ、「白鳥の湖」か、白鳥つながりでね……って、あっちはチャイコフスキーじゃん。
そういえば、チャイコフスキーが「白鳥の湖」を初演したときに、「バレエ音楽なのにワグナーっぽい」という批判があったことは記憶していますが、チャイコフスキーがワグナーのマネしたの?それとも逆か?
ぐぐってみると、白鳥の湖 - Wikipedaiに、ちゃんと出てました。「ローエングリン」が1850年初演、「白鳥の湖」が1877年初演ですから、影響関係があるとすれば、ワグナー→チャイコフスキー。そしてこの影響関係についてはいろいろ言われているようですね。
オペラ「ローエングリン」/リヒャルト・ワーグナー
Lohengrin/Richard Wagner
2016年5月23日
新国立劇場オペラパレス
指揮:飯守泰次郎
演出:マティアス・フォン・シュテークマン
美術・光メディア造形・衣裳:ロザリエ
照明:グイド・ペツォルト
舞台監督:大澤 裕
ハインリヒ国王:アンドレアス・バウアー
ローエングリン:クラウス・フロリアン・フォークト
エルザ・フォン・ブラバント:マヌエラ・ウール
フリードリヒ・フォン・テルラムント:ユルゲン・リン
オルトルート:ペトラ・ラング
王の伝令:萩原 潤
ブラバントの貴族Ⅰ:望月哲也
ブラバントの貴族Ⅱ:秋谷直之
ブラバントの貴族Ⅲ:小森輝彦
ブラバントの貴族Ⅳ:妻屋秀和
合唱指揮:三澤洋史
合唱:新国立劇場合唱団
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
協力:日本ワーグナー協会
芸術監督:飯守泰次郎

ということで旅のお話に戻りますが、こちらが入口。
このようなものも祀られており、素朴な民間信仰も排除されずに保たれているようです。
熊野神社の社殿です。
なき相撲の土俵です。案内板によると、以前は大人による相撲でしたが流血の争いとなり、子供の泣き相撲に改められたんだそうです。
毘沙門堂(国指定重要文化財)です。かつてはこのなかに兜跋毘沙門天が祀られておりました。室町時代後期の建立と考えられております。

毘沙門堂の内部。長く人々の信仰を集めて来たことが感じられます。
「御味噌奉納堂」です。案内板によると、毘沙門天立像の脛に味噌を塗って祈願をするという民衆信仰があったそうです。このお堂には、実物の毘沙門天像と同じ大きさの足があり(カーテンの下に足が見えますね)、そこに味噌を塗るようです(重文に塗っちゃまずいですもんね)。
傍らには宮沢賢治の詩碑。文語詩「祭日〔二〕」に、毘沙門天の脛に味噌を塗って病気平癒を願う母親たちの姿が描かれているそうです。
こちらが現在兜跋毘沙門天が祀られている収蔵庫です。内部は撮影禁止なので写真はありませんが、たとえばこちらの
岩手山の北西に位置する松川温泉には、三軒の温泉旅館がありますが、峡雲荘には泊まったことがあるので、こんかいは松楓荘(しょうふうそう)にお世話になりました。こちらが
玄関の看板です。
そしてこちらが看板猫。残念ながら、あんまり遊んでくれません。
玄関とロビーの雰囲気です。
ロビー脇にある喫茶コーナー。なんだかちょっと昔の理科実験室みたいな懐かしさがあります。
重厚感のある階段です。
レトロな雰囲気の白いタイルの流し。
客室はこちら。入ったところにテーブルセットがあり……
その奥に広めの和室があります。豊富なお湯を生かして温泉暖房が引かれていて暖かですが、ゴボゴボとちょっとうるさいです。
温泉は、混浴の露天風呂、女性専用露天風呂、男女別の内湯、男女別の岩風呂があります。
こちらが男女別の内湯です。これはでっかくて広々としています。温度が熱めと温めの二種類になっております。
そしてこちらが男女別の岩風呂。湯気が多くで霞んでますがご容赦を。
それからもう一つ、この宿には名物の洞窟露天風呂があるのですが、残念ながら雪崩によって崩落。入ることができませんでした。
こちらが夕食です。岩手県といえば前沢牛をメインに、山菜や岩魚の塩焼き、ニジマスのお造りなどの地元の食材が並びます。
朝食はシンプルです。
翌日は、天気晴朗なれど北風強し。岩手山に北風が雲を作ってました。
夏は黒湯の先の駐車場に車を停める、橋を渡ると孫六温泉への近道なのですが、黒湯への道は冬季は閉鎖。そこで蟹場温泉の先に車を停め、宿の車で迎えに来てもらいます。雪の中の細い道を数分走って宿に到着。
建物は古い木造で、壁の黒ずみが時代を感じさせます。まるで山小屋のような雰囲気です。
お部屋も極めてシンプルですが、不潔感はありません。もちろんテレビはなし。
お風呂は、川沿いに別棟になっています。石の湯(内湯、混浴)、露天風呂(混浴)、露天風呂(女湯)、唐子(からこ)の湯(男女別の内湯)があり、もちろんすべて源泉掛け流しです。
まずは石の湯(混浴)。脱衣場から階段を下ったところに、小さめの浴槽があります。
源泉の注ぎ口。自然湧出です。かなり熱いです。お湯は無色透明で、かき玉状の白い湯の花が少なめに浮遊します。わずかに硫化水素臭があります。強すぎず、弱すぎず、ゆったりくつろげるいいお湯です。
混浴露天風呂。こちらは少し白濁した感じ。温度によって違うんでしょうか?宿から丸見えです。
露天風呂にはもう一つ浴槽があります。浴槽は少し小さいですが、川に近くで眺めがいいです。向こうの建物は打たせ湯ですが、この時期は閉鎖してました。
男女別の内湯の唐子(からこ)の湯です。
さ〜て、温泉の次は飯だ、飯だ♪素っ気ない食堂で頂きます。
これが夕食で〜す。皆さんはどう思われますか。ぽん太とにゃん子には最高のごちそうです。海老の天ぷらもマグロの刺身も要りません。山菜やいぶりがっこや地元の食材があれば!
秋田といえばきりたんぽ。あゝ、からだが芯から暖まります。
秋田といえば〆は稲庭うどんですね〜。
「まごろくおんせん」を頭文字にした宣伝の貼紙。
朝食も、地元の食材を使った素朴なお料理。ヤクルト(の一種)が、なんか懐かしいですね。





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