うっとうしい梅雨のまっただ中の6月2日。朝起きたら何と雲ひとつない青空!思わず顔を見合わせたぽん太とにゃん子、どちらからともなく突然思い立って、高尾山に行くことにしました。
高尾山といえば、登山を始めようと思い立った中年ぽん太が最初に登った山。あれから二十数年、ミシュラン三つ星も獲得しでどう変わっているのか。楽しみです。
今回はビールを飲むために電車でアプローチ。高尾山山頂を経て陣馬山方面に縦走し、時間を見計らいながら適当なところでビールを飲んで戻ってくるという企画です。
【山名】高尾山(599m)、城山(670.3m)
【山域】奥多摩・高尾
【日程】2016年6月2日
【メンバー】ぽん太、にゃん子
【天候】快晴
【ルート】高尾山口駅11:41…琵琶滝11:52…高尾山12:53…城山14:32…薬王院15:49…琵琶滝16:23…高尾山口駅16:36
高尾山口駅はすっかり新しくなってました。設計は今をときめく隈研吾。悪くはないけどなんだかな〜。当たり障りがないところが、万人受けする理由かしら。
晴天で暑そうなので、谷沿いを登る6号路(琵琶滝コース)を選択。登り始めてすぐのところにお地蔵さんの集団を発見。
良く見ると手前はお地蔵さんではなく、七福神のようですが、フォルムといい表情といい、ディズニーの7人の小人といった感じです。
その先にあるのが高尾病院。ぽん太の領域の精神科病院ですね。近世、琵琶滝では精神病者の水治療が広く行われ、このあたりには逗留のための旅館が建ってました。そのうち一つの佐藤旅館が姿を変えて、高尾病院になったということは、以前に書いたことがあるような気がします。
さらにちょっと行くと、小さな祠がありました。祀られているのは地蔵菩薩でしょうか。水場を守るとともに、感謝を捧げるためでしょうか。
次に現れたのは「岩屋大師」。高尾山はパワースポットが目白押しです。
まず向かって右の岩屋。左は弘法大師か?右は何でしょう。
ついで向かって左の岩屋。地蔵菩薩でしょうか。「新山」と書いてありますが、いわれはわかりません。
琵琶滝に到着です。立派な祠がありますね。祠には「大聖不動明王」と書いてあります。
神仏習合の狛犬君。向かって右です。子狛犬を踏んづけております。子狛犬の顔は可愛くありません。
向かって左です。こちらは鞠。
けっこう見事な浮き彫りがありますが、残念ながら朽ち果てています。
こちらがその琵琶滝ですね。
美しい初夏の林です。
有名な二階建てバイオトイレ。男性の入口は、左側の階段の下にあるのですが、わからずに探していたら、外人さんが教えてくれました。さすが国際的な山です。
高尾山山頂から東京の街並を眺める。
そして富士山です。
高尾山から先の縦走路は、過剰整備が目立ちます。御覧のように、砂利を敷き詰めた道と、木の階段が続きます。地図を持たないハイカーが迷わないようにしたものか、それともマウンテンバイクが入れないようにしたのか、ぽん太には意図がわかりません。ただ、自然の中のハイキングの雰囲気はまったくありません。
城山山頂。天狗の像があります。城山でビールを飲んで引き返すことにしました。
下りは1号路を辿り、薬王院を経て、ケーブルカー駅の手前から右折して琵琶滝への抜け、6号路で高尾山口駅に戻りました
長くなったので、薬王院に関しては稿を改めてご報告したします。
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