【ホテル】オールドアメリカンなオシャレな建物/ホテルニューカマクラ(★★★★★)
前回鎌倉を散策したときに偶然見かけたちょっといい感じの宿、ホテルニューカマクラに10月中旬に泊まってきました。
公式サイトはこちらです。
昔のアメリカ風というか、アメリカ軍風の建物が素敵です。ネットでの事前情報では、アメニティに難があるようなことが書いてありましたが、まったくそのうようなことはなく、内部もいい雰囲気に改装されてあります。お風呂が部屋になくて共同というのが難点ですが、清潔な浴室が二つあり、ほぼ満室だったにもかかわらず待たずに入れました。お値段もとってもリーゾナブルで、外人さんも多く泊まってました。レストランはなく、素泊まりのみです。鎌倉駅のすぐ裏で、観光にも便利。ネット予約はなく、宿に直接電話して予約します。
鎌倉で泊まるときはぜひ利用したいホテルで、ぽん太の評価は5点満点。
このホテルにはフロントがありません。
建物の前が駐車場になっており、その駐車場の料金支払い場がフロント代わりになってます。この辺りもアメリカのモーテルっぽいです(行ったことないけど)。
二つの建物からなっています。こちらがぽん太とにゃん子が今回泊まった本館。大正13年(1924)に建てられたもので、設計・施行は不詳だそうです。
案内板によると、大正12年(1923)の関東大震災前は、平野屋という料亭・貸別荘があったそうで、ここで岡本かの子(岡本太郎のお母さんの歌人・小説家ですね)と芥川龍之介の運命的な出会いがあったことは、岡本かの子の小説『鶴は病みき』(昭和11年(1936))に書いてあります。この文章は青空文庫にアップされているので(こちら)ネット上で読むことができます。当時のハイソな世界をかいま見ることができるので、一読をお勧めします。
こちらが新館です。こちらもオシャレな外観ですね。建物としては新しく、バス・トイレつきの部屋もあるようです。
玄関も、軽い感じのアメリカ風。
玄関を入ると、白い壁に木の階段、赤い絨毯。一応靴は脱いで入ります。
階段を登って2階へ。ステンドグラスの窓など、ちょっとアールデコっぽいところもあります。
その窓の奥が、洗面所とトイレ。新しく改装されていて、とても清潔です。
今回泊まった部屋は「北紀行」。TVチャンピオンのリフォーム選手権かなんかで優勝した部屋だそうです。北紀行というのはぽん太はわからん。「北帰行」なら知ってるけど……。
古材を使った暖かみのある素敵なお部屋です。天井も高いです。
夜景がまた素敵です。気分はハリウッド映画の主人公。
Good night!
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