【温泉】湯河原をなめるなよ!登録有形文化財の宿「源泉 上野屋」神奈川県湯河原温泉(★★★★★)
久々の5点満点の宿です。1月下旬に湯河原の上野屋さんに泊まりました。こちらが公式サイトです。
湯河原温泉というと、海沿いのすっかりひらけた観光地を思い浮かべますが、山の方に上がっていくと、まだ古い街並みや風情のある和風旅館が残っております。
ぽん太は以前に伊藤屋さんに泊まったことはありますが(【温泉】藤村も愛したレトロな宿/湯河原温泉伊藤屋(★★★★)/付:小梅堂・福泉寺の首大仏)、こんかいは上野屋さんにお世話になりました。
昔ながらの和風旅館で、建物は登録有形文化財に指定されております。最も古い大正12年築の別館は、とても風情があります。また、昭和5年築の本館は木造4階建てで、楼閣のような雰囲気が漂います。
温泉は自家源泉を持ち、もちろん源泉掛け流し。無色透明、弱アルカリの、とっても肌に優しいお湯です。
お料理は、ぽん太とにゃん子は量が少なめのスタンダードプランにしましたが、これで十分。美味しい会席料理で、もちろんお造りや、朝食の干物など海の幸は絶品です。
おもてなしもアットホームで、お値段もお部屋を選べばリーズナブル。
昔ながらの湯河原温泉を楽しみたい人には是非おすすめ。ぽん太の評価は5点満点です!
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玄関の破風にある彫刻。玄関よりも古い時代のものと思われます。
創業300年余りの宿。現在の湯河原温泉において、最も古い宿だそうです。
中に入ると、昔ながらの「帳場」が迎えてくれます。
この玄関棟は昭和12年ごろの建物で、登録有形文化財に指定されております。他に、本館と別館の建物も、登録有形文化財です。
大正12年建造の別館の磨き込まれた廊下です。この宿で最も古い建物です。
部屋の入り口の意匠。もちろんぽん太が泊まった部屋ではありません。
こちらがぽん太とにゃん子が泊まった、昭和5年建造の本館のお部屋です。格調のなかにも、温泉旅館らしい軽みと遊び心が感じられます。
外から見た本館です。木造4階建て。ちょっと楼閣のような雰囲気もありますね。こちらも登録有形文化財です。
温泉は、男女別の内湯(入替あり)と、ふたつの貸切露天風呂、そして眺めのいい足湯があります。
写真は貸切露天風呂のうちのひとつ。無料で利用できます。湯河原の温泉街にあっては開放感がないのは仕方ありませんが、裏山の林を見ながら入浴できます。
お湯は自家源泉を掛け流しで利用。無色透明、無味(ちょっと塩っぱいかも)無臭のやわらかいお湯です。
しかし、実は成分が濃いことは、湯口に析出した結晶を見ればわかります。さすが湯河原のお湯です。
温泉分析書です。泉温は81.3度と高温。pHは8.4で弱アルカリです。泉質は、ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉。
源泉が高温のため、浴槽に湯を張る時に加水をしておりますが、循環・加温・消毒なしの源泉掛け流しです。
もうひとつの内湯。時間で男女交替になります。こちらはヒノキ。
お料理も、一つひとつ手が込んだ懐石料理で、美味しゅうございました。
出発前に宿の周囲を散策。海沿いはすっかり開発されてしまった湯河原ですが、ここのあたりは古い温泉地の雰囲気が残っています。
いい感じの古い建物が残ってます。写真は富士屋さんか?高級旅館です。
館内に貼ってあった、古い湯河原温泉の案内図。明治36年とありますが、この頃は上野屋周辺が温泉の中心地であったことがわかります。
う〜ん、いいですね。旅館かしら?違うかも。
このあたりの宿も、早く泊まらないと、取り壊されたり、高級旅館化してしまうかもしれませんね。
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