【演奏】30年ぶりの山下洋輔の肘打ち「ラプソディ・イン・ブルー」調布国際音楽祭オープニングコンサート
なにやら調布で国際音楽祭があって、山下洋輔が「ラプソディ・イン・ブルー」を演奏し、しかも入場料が500円と聞いて、こりゃぁ行くっきゃねェな、てなもんで行ってきました。
山下洋輔の「ラプソディ・イン・ブルー」といえば、前回聞いたのは確か30年くらい前だったような気がします。当時クラシック一辺倒だったぽん太がこの曲をわざわざ聴きに行くことは考えづらいから、新日本フィルの定期会員だった時に聴いたのでしょうか。ううう、よく覚えてません。
当時の山下洋輔といえば飛ぶ鳥落とす勢い。アドリブがえらく長くて、激しくて、得意の肘打ちも飛び出しての大熱演だった記憶があります。
はたして30年ぶりの今回はどうなるのか?
舞台に現れた山下洋輔は、足元も少しおぼつかない感じ。演奏もかなりゆっくりしたテンポで、指も十分回ってない感じでした。さすがに歳とったな〜。でも、あれから30年だから仕方ないか。
しかし、後半になってきてだんだんエンジンがかかってきたようで、激しいアドリブは、ちゃんと弾いてるんだかめちゃくちゃなんだかわかんない。氏の現在の体力を考えると、力の限りの大熱演だということが伝わってきます。懐かしの肘打ちも登場しました!!
今回の伴奏はオーケストラではなく、地元の中高生からなるブラスバンド。彼ら/彼女らは山下の演奏をどう思ったのでしょうか。「こりゃあすごい」「めちゃくちゃ弾いてるだけじゃん」。いずれにせよ、強烈な記憶として残ったことでしょう。
もう一曲は、公募の合唱団(こちらは、おじさん・おばさん主体)を加えての、ベートーベンの第九の第4楽章の後半。これもなかなか良かったです。
調布がこのような音楽祭を開いているとはしりませんでした。今年で7回目だそうです。深大寺の本堂で開かれるコンサートも魅力的でしたが、切符が取れませんでした。
調布国際音楽祭2019
オープニング・コンサート
・調布国際音楽祭公式サイト
2019年6月23日
調布グリーンホール 大ホール
曲目
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
George Gershwin(arr. Donald Hunsberger):Rhapsody in Blue
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」より 第4楽章(吹奏楽版)抜粋
Ludwig van Beethoven(arr. Hisaatsu Kondo):4th movement from Symphony No. 9 in D minor,Op.125 (Wind Orchestra Version), excerpts
出演
指揮:鈴木優人 Masato Suzuki, Conductor
ピアノ:山下洋輔 Yosuke Yamashita, Piano
ソプラノ:澤江衣里 Eri Sawae, Soprano
アルト:布施奈緒子 Naoko Fuse, Alto
テノール:谷口洋介 Yosuke Taniguchi, Tenor
バス:渡辺祐介 Yusuke Watanabe, Bass
調布国際音楽祭特別編成吹奏楽団 CIMF Special Wind Orchestra
芸劇ウインド・オーケストラ・アカデミー Geigeki Wind Orchestra Academy
調布市立第三中学校 Chofu III Junior High School
調布市立調布中学校 Chofu Junior High School
東京都立調布北高等学校 Tokyo Metropolitan Chofu-kita High School
明治大学付属明治高等学校・中学校 Meiji University Meiji High School, Meiji Junior High School
調布国際音楽祭特別編成合唱団 CIMF Special Choir
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