【GoTo温泉】広大な庭園に点在する離れ 伊豆長岡温泉 三養荘(★★★★★)
こんかいはGoToキャンペーン中の最後に泊まった伊豆長岡温泉の三養荘をご紹介。
岩崎弥太郎の長男の別邸に端を発し、広大な庭園の中に登録有形文化財の建物が点在する高級旅館。広々した離れに泊まってアルカリ性単純温泉の柔らかいお湯に入れば、浮世の苦しみから解放されます。お料理も一流。5点満点です。
【部屋】高砂(離れ)
【泉質】アルカリ性単純温泉
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三養荘は、岩崎弥太郎の長男の久彌の別邸として昭和4年(1929)に建てられたもので、広大な庭園の中にある数寄屋造の建物です。
「三養荘」という名前は、岩崎家の家訓であった中国宋代の詩人・蘇東坡の「三養訓」に由来するそうで、すなわち「安分以養神」(分をわきまえて、精神を安定させること)、「寛胃以養気」 (胃を楽にして、心身の元気を養うこと)、「省費以養財」(無駄遣いをやめて、財産を作ること)の三つだそうです。
昭和22年(1947)に、国土計画興業株式会社(現在のプリンスホテル株式会社)が15室で旅館として営業を開始。昭和32年には本館「みゆき」が増築されました。ここまでが登録有形文化財に指定されています。昭和42年には離れ「高砂」「花月」「きぬた」が増築されました。
昭和63年には、村野藤吾設計の新館がオープン。村野藤吾といえば、橿原神宮駅舎、新歌舞伎座、日生劇場、新高輪プリンスホテルなどの設計で有名で、三養荘新館は最晩年の作品です。
天皇・皇后両陛下や、上皇・上皇后両陛下も過去に宿泊なさっています。
古い建物が好きなぽん太とにゃん子が泊まったのは、離れの「高砂」。他の建物からちょっと離れて、庭園のなかにぽつりとあります。
どうせなら登録有形文化財のところに泊まりたかったですが、予約時にホームページを見たんですがよく理解できなかったのです。ホームページ内に、全部屋の配置図があればもう少しわかりやすかったのですが……。
でもこの離れも昭和の和風建築で、プライベート感があって、とても素晴らしかったです。
建物のアップです。ぽん太の家よりよっぽど広いです。温泉の浴室や、中庭をめぐる回廊があります。
10畳と12畳の二間続きの和室。向かって右の縁側の外には、広大な庭園が広がります。
レトロ感満載の広々して明るい温泉があり、もちろん貸切で利用できます。循環加温消毒なしの、正真正銘の源泉掛け流しだと思います。泉質はアルカリ性単純温泉で、お肌すべすべ系の美人の湯です。
本館の玄関です。大浴場や、レストランの利用の際は、庭の中をはるばる歩いていかなければなりません。寒かったり天気が悪い時はちょっと大変です。
本館の内部は、数寄屋の意匠が凝らされています。
素晴らしいです。
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